求人倍率とか就職支援とか | Work , Journey & Beautiful

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毎年リクルートワークス社が発表している有効求人倍率が出ましたね。



■以下RW社HPより引用

・求人倍率は1.62倍と、昨年、一昨年の新卒採用の過熱ぶりに一段落
 学生の民間企業就職希望者44.7万人に対して、民間企業の求人総数は72.5万人に

 来春2010年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とする大卒求人倍率は、1.62倍となった。
 厳しい経済環境ではあるが、今年の求人倍率は、1996年3月卒(1.08倍)や、2000年3月卒(0.99倍)の就職難とされている時期ほどには、落ち込まない見通しとなった。

<昨年との比較>
 全国の民間企業の求人総数は、昨年の94.8万人から72.5万人への23.5%のマイナスとなった。
 一方、学生の民間企業就職希望者数は、昨年の44.3万人から44.7万人への0.9%のプラスとなった。
 結果、大卒求人倍率は1.62倍となり、昨年の2.14倍より0.52ポイント低下した。




■引用以上



 去年に比べ0.5ポイント下げ、1.6倍程度。馴染みの無い人には解りにくいんやけど、0.5ポイント変動するって異常。求人数にいたっては22万人分の求人が減ったわけで、この減り様もまた凄まじい。

 まぁ下がったとはいえ1.6倍ってのは、それでもめちゃ高いですが。(派遣切りとかゆーとる一方で。)0.5ポイント変動ってのは異常と言いましたが、一方で2005年頃に採用がやたら過熱し、一気に求人倍率が目茶苦茶上がった時も似たような変動だったし。

 つまるところ異常に高まったのが、元に戻ったというところか。勿論、来年度どうなるかによっては、「元に戻った」だけなのか「異常な下落の始まり」なのか話は大分変わりますが。なんにせよ、下がったと悲観的にとらえるよりは寧ろ、「前よりは正常になった」「求職者、求人社ともに適正なコミュニケーションがとれる状態になった」ととらえるといいのかもしれへんね。










 話は変わるけど、僕の親父はフリーの講師として複数の予備校で英語を教えているんやけど、受験生の進路相談なんかにものってやっているらしい。そんな地道なボランティア活動も虚しく、やはり少子化の影響を受けて経営は苦しくなる一方。そんな中で中小の予備校は打開策を色々考えているらしく。聞いた限りだと二通りの作戦があるみたく。

①単価アップ作戦(例:超難関校合格をうたい超高額個別指導)
②既存顧客へのアップセル(大学入学後も何かしらサービス買ってもらう)

 ①には半ばぼったくりのような予備校もあるみたいで驚き。大学生講師が2時間、週2回つくだけで年間○百万とか。ぼり過ぎやろ、予備校、とか。出し過ぎやろ、親、とか。

 ②については徐々に就職活動支援事業に向けて動きはじめているとか。エントリーシートの書き方とか、面接対策とか。経済産業省が推し進めている「社会人基礎力」の分厚い紹介冊子を監修しているのが河合塾やったりするし、この流れは主流となるのかも。注目したいのは、どういうビジネスモデルでやるんだろ。というか誰からお金もらうつもりなのか?
 
 従来の就職支援事業はあくまで就職活動をする本人が「お客さま」だったわけですが、予備校ってある意味親が「お客さま」だったりするし。やっぱ親からお金もらうんやろか?

「3大商社、メガバンク、内定実績NO1!」とか言っちゃったりして、
親の気持ちをくすぐったりするとこが出てきたりして。
お受験ならぬ「お就活」とか言われちゃったりして(笑)

ありえなくはないなぁ。やめて欲しいなぁ。



憂慮するのは、新入社員の自立性。



 ゆとりだなんだと言われてますが、就職活動がある程度適正なバランスで行われていれば、やっぱり自己管理力やら自己認識やらは磨かれて、飛躍的に成長するもんで。特に今年の新入社員なんか見てるとそう思う。ああ、はじめて就職活動で自分で上らないといけない「階段」上ったんやな、と。

 それなのに就職活動まで他者(主に親)に依存するようになったら、日和見な新入社員が増えてまうやないかーい。それは嫌。もちろん本人達に罪はないし、そうなったらそうなったでそんな新入社員を受け入れて、一つ一つステップを踏ませる組織なり仕組みなりを作ってあげないかんわけやけど、それって企業活動の本質から程遠いし、そうこうゆーてる間に国際的な競争力が落ちてしまうような気がしたり。

 もちろん予備校が学校教育で補いきれない10代~20代の人格形成を補完できるようになれば社会的にも価値はあるので是非やってもらいたいものではありますが、そこのところのバランスを是非保ちながら取り組んでもらいたいな、と思う今日この頃です。