今回一番印象に残ったのは熊野大社でした。

穏やかな、いい神社ですね

年に一度の神事があると聞いて、10時からのそれに間に合うように出発したんですよ。

$朝の六つから日の暮るるまで

「鎮火祭」です。

出雲大社で使われる火は、熊野大社から授かったものなんだそうです。

命のそのものであるお米、そのお米を焚く火は熊野大社のものでなければならず、それがなければはじまらないんだそうです。

とっても重要な神事に思うのですが、、、お祭りなんですね。

熊野大社の一番偉い宮司さんが最後のご挨拶で「お祭り」と仰ってましたしね。

実際、ローカルな、なんとも微笑ましい、心あたたまる時でした。



当日参列の申し込みも出来るのですが(本殿に入って座って儀式を拝見できます)

様子がわからなかったので、後ろから見てるギャラリー側にまわりました。

それでも十分、しっかり見れましたよ。

最初から最後まで細かく書くと終わらないので端折りますが・・・

出雲大社の偉い宮司さんや禰宜(ねぎ)の方々がご供物(お餅)を持って来ます、それを熊野大社の亀太夫(亀だから…だから一人緑色の装束だったんだネ)が「このお餅は色つやが悪くこんなものを大神様に差し上げることはできません」とダメ出しをしますが、、、最終的には熊野大社より火を(実際は火を焚く神木かな?)授かれるという。

・・・という儀式なんですネ!

$朝の六つから日の暮るるまで

↑この絵もダメ出しをシーンがしっかり描かれています^^

おごそかに儀式が進行していくなか、ダメ出しだなんて、普通なら無いようなやりとりがあるもんですから、大変に面白く、見てる参列者からも笑いがおこりますニコニコ



出席者ぶんだと思うのですが、、、宮司さんが、両手に小さめの榊を持って3回大きく回すんですね。

この間もずっと和歌にふしがついたものが詠われます。

覚えちゃったよ・・・^^

$朝の六つから日の暮るるまで

$朝の六つから日の暮るるまで

「すめかみを よきひにまつりし あすよりは ・・・・」

下の句は聞き取れなかったけど、五七五七七の和歌に、節がついてます。



本殿での儀式が終わるとぉ~~~ 今度は紅白のお餅が撒かれますクラッカー

$朝の六つから日の暮るるまで

小さな、白とピンクの丸餅がちゃんとビニール袋に入っていて、それを宮司さん達がばんばん投げてくれるのですね。

いい歳した大人があさましい取り合いをしてて唖然とするのですがガーン、遠慮してたら絶対1コも取れません、前に出て貰うか、タイミング良くキャッチするかして、数個いただきました。

女子学生の子なんか1個しか取れなかった…と驚いてたから、友人があげてましたよ。

ほんとそれくらいすごいです。。。



この餅まきの前にも、儀式の始まる前にそれとは別にちゃんとお餅が配られます。

$朝の六つから日の暮るるまで

白い懐紙にくるまれた白い四角いお餅です。

居る人達に配られます。儀式の最後には「もっと欲しい人いませんか~」ってお声かけされてました。

(これは皆さんそうは貰いに行かないのですね、遠慮?紅白持ちはあんなにバトルしてたのに!笑)



私は写真とりませんでしたけど、参列者の方々、式最中をばしばし写真撮ってるんですよねぇ~

いいのかな?いいんだろうね、多分。堅苦しい事言わないんだろうね。

そのおおらかさも含め、全て、そこに居る人達もいいなぁと思える、素敵な場所、素敵な時間でした。



式が終わってもみなのんびりぶらぶらしてるのですよ、私達も次行く所があるけど、なんか離れがたくてぶらぶらしてたのですわ。

そしたら、テレビの撮影が友人のところに。

(式次第も、ずっと日本海テレビが入って撮影してました)

『お!インタビューされとる~』と見てたら、なんと友人が私に回した!ぎゃぽーーー!!

「だって~ どこから来ましたか?って聞かれて境港って言うより浦安って方がいいじゃなーい!」だってショック!

も~~貧困なボキャブラリーで(緊張するし!)なんとか話しましたよあせる

嗚呼もっと鮮やかな言葉でいかにすばらしい式で、いかにすばらしい神社か言えたら良かったのにぃ~~~サゲサゲ

あれ放送されるんかなぁ・・・(iДi)