好きな噺は沢山あるけど、嫌いな噺も…けっこーある。

嫌いっていうか、苦手っていうのが近いかな。

昨日楽屋にいたら、楽屋の外から蕎麦をすする音が。

PARCOの楽屋では毎日あったかいお鍋を用意してくれるので、

誰かそれを食べてるのかな?と思ったら違ったみたい。

下に行こうと外に出たら志の春さんが丁度同じく階段を降りるところで、

扇子を口元で動かしながらだったので、

『あー “初天神”の練習してたのかぁ』と分かった。

で尋ねたら、あの蜜(お団子のたれ)をすするシーンは色々人に寄ってアプローチも違うようで

さらっとやるか、これでもかーとやるか…は見せ所というか難しい所なんだそうです。

あんまりくどくやると卑猥な音になるし、かと言ってさらっとしすぎも、

とーちゃんが蜜をしっかりなめきった!という感じが出ないんだそうです。

それ聞くと見方かわるなぁ~

ハイ、私はあのズルズルズル~~~が苦手でこの噺も苦手です。

いっそズビズビズバズバズズズのズーーーーーー!!!!位ふざけきってやってくれたら

ギャグ?!と笑えるのかもしれませんが。

練習してたの暖簾越しに聞いちゃったから、軽い気持ちで

「志の春さんはどんなの?ちょっとやって?」と言ってみたら

すっと目の前でやってくれたので、、、感動しました。

だって私一人の為に芸を披露してくれた訳だから。

端折らずちゃんと丁寧にやってくれて恐縮してしまった;;;

今後、、、舞台でこの噺をかけるとして、どんなふうにやるんでしょうね。

今は色々考えますよーあせると言ってたから。

志の輔師匠のは見た事ないなぁ…志の輔師匠はしますか?と尋ねたら

う~ん師匠はしませんねぇー、と。

志の輔師匠ならどうするのかな、見てみたいです。