爆睡ぐぅぐぅ



美容師の鈴木さんに「寝てて大丈夫ですから」と何度言われたことか。

船こぐのが分かるので、「はいー…」と返事しつつも、なんとか起きようとしてたんだな。



仕上げの頃になって、、、眠いんだけど落ち着いて寝れるわけじゃないし…

『まだ読んでない雑誌見てみっか』

起きて即「美的とって下さい」黙々と読み出す

鈴木さん吹き出して「生きてたの!?急に活動始めた!」

六「?うんー、そうですね確かに…唐突だ」




美的…当然ながらどのページ見ても化粧品のことばっか。

こんなキリヌキ満載のページは作りとーない、とか
モデルの顔修正しすぎ、もとはどんなだよ、とか
もうデザイナーの目線でしか見てない事に気付き、しゅーりょー。

鈴「読まないの?」
六「さすがに化粧品ばっかで同じに見えるし、こんなページは担当したくないとか、そんなでしか見れなくて」
鈴「読み飛ばされちゃうページなのに作るのはすごく大変そう、とか」
六「あはは!そうそう」
鈴「それめっちゃ男目線」
六「そうかもしれませんね。でもこういう雑誌好きな人もいるんですよね」
鈴「いるよー。3時間半、美的一冊だけしか読まない人、何人かいるよ」
六「へえー!」
鈴「他のもありますよって言っても、いえこれが読みたいんですって、ずっと」
六「すんごいなー、情報入れてんだ」
鈴「男からしたら全然わかんないけどね」
六「私も分からん」



…こんなとこで男になってどーする。