環境。
当たり前だったものがなにひとつ見えなくなって、一般論が存在しなくなって、だって、ひとつの物事しか見てはいけないなんて、退屈じゃない。外に外に、出ていきたくなるのはきっと、人一倍に外の世界へのあこがれが強いから。外の世界を飛び回っているあなたが、心の底から羨ましい。あなたが、あなたのまわりにいるひとが、あなたのまわりにいられるひとが、心の底から羨ましい。
最初から、なにも知らなければよかったんだ。外の世界の存在も、お酒も煙草も性行も、なんにも知らなければよかった。あなたも、君も、全部。わたしはいつだって、0か100かでいたい。もう戻れないよ。もっと、外の世界をわたしに見せて。あなたのことを、もっと教えて。わたしを、無に還して。