てっちゃんの明日を探して

てっちゃんの明日を探して

小説やドラマの感想、それと時事問題について、思ったことを書き殴るブログです。

ええ~今回は魅力度中クラスのドラマ3本を短めに💦やっつけたいと思います。

好きなドラマばっかりが残った「その3」は長尺になりそうなのでね😂

 

TBS『ザ・ロイヤルファミリー』

これは前回の「その1」に入れておくべきだったのに、すっかり忘れていた滝汗

ということは、あまり印象に残らなかったってことですよね滝汗滝汗

 

競馬の魅力にハマった人々が、エリートじゃない馬で、日本最高の競馬レース・有馬記念の優勝を目指す!という物語です。

いかにも日曜劇場っぽい設定(弱者が強者に勝つ)で、感動をぐいぐい迫ってくる感じとか、佐藤浩市さん演じる山王社長の暑苦しいキャラが、どうにも好きになれなかった私凝視

それでも最終回まで観ちゃったのは、昨年北海道で乗馬をやってからお馬さんがかわいくなったラブのと、目黒蓮くん演じる山王社長の隠し子のキャラや、ひたすら受けに徹する妻夫木聡くんの演技が好きだったから。

そしてあの迫力満点の競馬レースシーンね!

あれってどうやって撮影してるんだろう?

CGじゃないよね??

よくまあ「ハナの差で勝った」「負けた」なんかを、お馬さんと騎手で、物語の設定通りに作り出せるな~ということにいちばん感動しちゃいました。

 

最終回は、「2025年の有馬でロイヤルファミリーを優勝させる」というみんなの夢が叶うかどうかが見所で、私は「6:4で負ける」に賭けてたけど、やっぱり負けさせましたね爆  笑

まさかの伏兵、ロイヤルホープの子どもが勝つってのは驚いた。

その後のエンディングで、ロイヤルファミリーはちゃんと「2026年の有馬で優勝」してますので、後味は悪くないです。

 

テレ朝『ちょっとだけエスパー』

大泉洋さん主演、に惹かれて見始めましたが・・・うう~~ん。

脚本家の野木亜紀子さん、どうしちゃったんでしょう?

最初から最後までなんだかなあ・・・なドラマでした。

薬で「花を咲かせる」とか「動物と話せる」などの、ちょっとしたエスパー能力を手に入れたおじさん、おばさんが、せこい人助けをする序盤はまあいいんですよ。

これが壮大な時空間SFにつながるのか!と思いきや・・・あれ?

結局なんかショボくない?滝汗

誰に感情移入していいのか、どこに感動していいのかよくわからず、というかどこにも心が動く瞬間がなく、話もまとまりを欠く気がしました。

いちばんよかったのは、大泉さん本人も言うように、大泉さんが強引にオハコの福山雅治モノマネをぶち込んだシーンだったかも爆  笑

大泉さんのアドリブらしいけど、たぶん、本番一発じゃないと思う。

だって、いくら岡田将生くんだってアレを笑わずに受けられるわけないもん!!

また、50年たったら岡田将生くんが麿赤兒さんになるってことに、いちばん「いったい何があったらここまで顔が変わるんだよ~~~!!😱」と心打たれました。

 

大泉さんは大好きなんだけど、もしかしたら主演じゃないほうが輝く俳優さんなのかも。

いろいろと規制が大きい主演では、大泉さんの魅力を発揮しきれないんだよね💦

 

フジ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』

1984年の渋谷を舞台に、閉館の危機に陥ったストリップ小屋で働く面々が、シェイクスピアの芝居に情熱を傾けていく物語。

いや~~これ、小劇場ブームにわいた時代の、かなりディープな雰囲気に満ちあふれているんだけど、みんなついて来れたんだろうか?滝汗

私は最初「?」だったものの、後半になるに従ってどんどん面白くなっていきました。

とにかく、己の理想の芝居をやるためなら手段を選ばない、自信満々で身勝手で姑息な演出家・久部のキャラに、ハマれるかどうかが勝負爆  笑

菅田将暉が演じる(「民王」の頃から、菅田将暉ってこういう役本当に上手)久部は、自分の芝居とそれを上演する劇場を守るためなら、劇団員も裏切る男。

何人もひどい目に遭っています。

とくに、怠惰な用心棒だったのに、2時間前に楽屋入りしてセリフを総ざらいする「俳優の鏡」にまで成長した市川隼人を、みんなが芝居を続けるためとはいえ、警察に売るシーンは最高に泣けましたえーん

アンミカさんが、涙をこらえ、最愛の男である彼を「このドヘンタイが!」と殴るシーンで泣かない人はいない!!

この回は、汚れ仕事に行かされて、舞台の出番までに戻れなかった市川隼人のために、みんなが持てる力のすべてを使って必死で場をつなぐところも見所なんだけど、これこそまさに「The Show Must Go On」。

舞台はいったん幕をあけたら、何があっても演じ続けなければならないんですよね。

 

久部は、最後は劇団員の尊厳を守ろうとしてみなに切り捨てられる。

最高の皮肉です。

ここで彼の夢は終わるんだけど、ラストシーンに私は胸が熱くなりましたね~~照れ

結局、劇場はなくなり、みんなもちりぢりバラバラになったのに、有名になった人もそうでない人も、公民館みたいな場所で、一緒に「趣味で」シェイクスピア芝居の練習を続けているんですよ。

それを見た久部は、あえて自分は仲間に入らない。

うれしそうに笑ってチャリを立ちこぎしながら、しがない弁当屋の仕事に戻っていくんです。

芝居の魅力をあれほど端的に語ったシーンはなく、脚本の三谷幸喜さんの芝居愛がジンジン伝わってきました。

 

個人的に爆笑したのが、蜷川幸雄役で出た小栗旬。

最初は謎の男として後ろ姿だけで登場しますが、声で小栗旬とわかります。

以前から蜷川幸雄に憧れてた久部の表情で、「あれ、この人もしかして・・・」と思ったら、カメラが正面に回り「蜷川です」と自己紹介して帽子を取る。

すると・・・額がハゲてるんですよ!!爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑爆  笑

ちょっともう三谷さん、ヒドすぎ爆  笑

最終回には井上ひさしも出るんですが、これもまた悪意のあるソックリさで爆  笑

三谷さんの愛ある先輩いじりに爆笑でした。

 

しかし、気だるい雰囲気の二階堂ふみ、絶品ね!

とくに、浜辺美波を論破するシーンには毎回シビレましたラブ

このドラマって三谷幸喜さんの自伝的要素があると聞いてて、「え、若い頃の三谷さんって久部みたいなイタすぎるヤツだったの!😱」と思ってたら、神木隆之介くんが演じた漫才作家&演出助手のほうだったんだね💦

そらそうか。

失礼しました滝汗