あえて耳コピをしません
バンドで演奏する曲を決めたとき、
まず楽譜を探して購入します。
「え? 耳コピしないの?」
と思われるかもしれませんね。
もちろん、
耳で聴いて曲を確認することはします。
ただ、
演奏するために必要な細かい部分を、
すべて耳で拾って覚えたり、
メモしたりすることは、あまりしません。
理由はシンプルで、
楽譜を見たほうが早いからです。
それと週に30曲以上演奏することも多いので・・
これが一番大きい理由ですね。
たとえば、バンドで大切になるのが、
・副旋律
・キメのリズム
・各パートの休符
・イントロや間奏の細かい動き
・曲の構成
といった部分。
耳で聴いて「ここはこうだな」
と確認していく方法もあります。
でも、
楽譜があれば、見た瞬間に分かることも多い。
「ここで全員がキメるんだな」
「このパートはここで休むんだな」
「このフレーズが副旋律になっているんだな」
ということが、目で確認できます。
もちろん、楽譜がすべて正しいとは限りません。
(楽譜が間違ってることも多いです)
実際の音源を聴いて確認することも必要です。
それでも、
ゼロから耳で拾って、
何度も聴き直して、
覚えて、
さらに自分でメモして……
という作業に比べると、
楽譜を購入したほうが圧倒的に効率がいいと感じています。
「楽譜を買うのはもったいない」と思っていた時期もありました
楽譜は1曲数百円から千円前後することがあります。
だから、
「これくらいなら耳コピすればいいか」
と思う気持ちも分かります。
特にDTMをやっていたり、
楽器を長くやっていたりすると、
「耳コピできるんだから、わざわざ買わなくても……」
となりがちです。
でも、そこで一度考えてみると、
その楽譜代で、自分の時間を買っている
とも言えるんですよね。
耳コピに1時間、2時間……
と使うことを考えれば、
楽譜を購入して、
その時間を練習やアレンジ、
バンド全体のことを考える時間に使ったほうがいい。
僕にとっては、そのほうが結果的に「お得」なんです。
楽譜は「答え」ではなく
「確認するための材料」
もちろん、楽譜を買ったからといって、
それだけで演奏できるわけではありません。
最終的には音源を聴きます。
実際の演奏では、
楽譜に書かれていないニュアンスや、
原曲独特のタイミングなどもあります。
だから僕にとって楽譜は、
「これを見れば全部OK」というものではなく、
音源を理解するための地図
みたいなものです。
耳で音楽を聴いて、楽譜で確認する。
この組み合わせが、今の僕には一番しっくりきています。
「耳コピできるなら、楽譜なんて必要ない」
ではなく、
耳コピできるからこそ、楽譜を使って時間を短縮する。
そんな考え方もあっていいんじゃないかなと思っています。
バンドは一人で完成させるものではありません。
限られた時間の中で、
メンバーみんなで曲を仕上げていくもの。
だからこそ、
僕は「できることを頑張る」よりも、
時間をかけなくてもできる方法を選ぶことも大切にしています。
そのほうが、練習も音楽も、もっと楽しくなりますから。
