隣の市で作家の阿刀田高の講演会があり行ってきた。10月17日のことだ。この人の本はちょっとしか読んだことがない。ただ、新聞の読書のページで、この作家が推す「松本清張の短編ベスト10」みたいな文が印象に残っていた。


  「楽しい読書から」という演題だったが、作家だからといって話がめちゃくちゃ面白いわけではない。だけど当然ながら話題が豊富で飽きることはなかった。話の中でよく覚えているのは、「日本語の言葉遊びの多様性」の部分である。短詩型文学と言われる短歌や俳句・川柳なども要は言葉遊びだと指摘し、駄洒落や回文を楽しむことは言葉の感覚を磨く上でとてもいいと評価していた。親父ギャグ大好きの当方としては、励まされたようで気分がよかった。いくつか紹介した中に初耳の回文があった。「辻井謙氏は神経質(つじいけんしはしんけいしつ)」というのだった。(辻井謙はこちらで適当に当て字した。違う言い方だったかもしれない。) もしかしたら「辻井検事は神経質」だったかな、こっちのほうがいいかも。濁点は勘弁ということで。


  文学と言ったって所詮言葉遊び、というふうに聞こえたのが新鮮でよかった。あまり固くならずに読書に親しめる気がした。言葉遊びだけど楽しくてためになるのだから。


☆今日の(言葉遊びの)575


     並んでる 奈良ならではの お漬物

        (”なら”が3つも入ってるというだけ。漬物は当然「奈良漬」。)


☆今日の写真


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(ドイツ、ライン川から見えた紅葉)


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(スイス、黄葉真っ盛り。10月初めなのに)