新人の配属が決まったらしい。

毎年、新人時代のことを思い出す。


新人時代。


初めて取引ができることになった
超大手重工メーカーで、取引前に基本契約書を
結ぶことになったとき。


会社のデフォルトの基本契約書を
お送りしたら


こんな契約結べるわけがないと言われ


「まず、第○条の○○について~ 
御社が圧倒的に有利な条件ですよね。」

と、色々言われたが、言っている内容が
さっぱり理解できない。


仕方ないので、法務担当に
言われたことをオウムのようにそのまま伝えて
「契約書を修正してください。」と伝えたら


あんたバカじゃないの?

そんな条件で締結したウチつぶれるよ。


くらいに怒られた。


完全に板ばさみ。


ニッチもサッチも行かない状況になって
自分なりに考えて、ココは先方と交渉して自社の
契約条件を飲んでもらうことが、営業としての
力の見せ所なんだ。と思い。


再度連絡。



「当社の条件で締結させていただきます。」


と言い切った。(汗)



その時に相手から言われた言葉が
今でも忘れられない。



深いため息の後、


「そういうことになると、御社との間には、
“ざらつき”を感じますね。誠に残念です。」





ざ、ざらつき・・・・。




「むかつきますね」とか
「怒りを覚えます」とか
「納得できないです」とか

じゃないんだ。



こういう超大手の歴史ある企業は
こういうとき。

「ざらつく」って言うんだ。。


な、なんと、遠まわしながらも
的確に不快感を表現できる言葉なんだ・・・。


さらに、この単語は発した側の「余裕」を感じさせる。


いうなれば、

砂浜行って、靴に砂が入ったから「ちょっとざらつくな~」
と靴を脱いで、パンパンとはたいてしまうくらい
こんなちっぽけな契約は無かったことにしてしうことくらい
簡単なんだけどねと、その程度ですよ。ということか。



なんともいえない器の大きさの違いを
感じさせる一言だな、と強烈に感じたのだ。



その後上司に
「ざらつき」を感じますといわれました。

と報告をしたら、


2秒後に
クライアントにフォロー電話を入れていただいたのを
覚えている。