先月のチーム達成は感無量だった。

何よりも、月中で数千万の大きなヨミが
消えたのに、そこからチーム全員で
一万円単位でヨミを吸い上げて達成できた
そのプロセスが良い。達成感。これに尽きる。


新人の時
「会社から決められた目標を達成することにどんな意味があるんですか?」


と上司に本気で聞いて
ポカーンとされたことがある。


当時、上司はとても厳しい人だったが
この新人のバカ素直な質問に、正直うまく答えられた
ようには思わなかった。


たしかにこの質問への回答は簡単なようで難しい。


上司は、この新人を殴りたいキモチを抑えてたろう。


こういう場合、なんていうべきだったのだろう。


「お前の給料を上げるためには・・」
「会社が成長するためには・・」
「株主に約束した会社の目標達成のためには・・・」
「お前の人間的な成長のために・・・」


どれも正解だ。


でも、どの回答にも考え方によって屁理屈をつけられそうな
抜け穴はいくらでもあるのだ。


「別に給料上げるためだけに働いているんじゃありません」
「会社が成長するなにがいいんですか?」
「会社が成長しなければいけない理由はなんですか?」
「私は、会社に目標設定されなくても自分で成長します」


のように、いわゆる
「やらない」理由(屁理屈)はいくらでも出てくる。

堂々巡りだ。


そもそも、対価(給料)に対する労働力の提供という
至極当然な義務行動を忘れている勘違い人間が言うことなのだが・・


「じゃあ、やめろ」といわれそうなものだ。


でも、当時の上司は


「何も考えず走って、とりあえず達成してみろ。そしたら分かる」

と言った。


そういわれると、妙に何もいえない気持ちになるものだ。
自分の知らない世界を知っている人の言葉だから
きっと、なにか新しい価値観や感覚を得てきた成功体験が
あるのだろう。


エベレストを制覇した人を無条件で尊敬してしまうのと
同じようなものだ。


でも、考えてみるとエベレスト登頂も普通の人間の
一歩一歩の積み重ねだ。


でも登った人にしかわからない無二の快感がそこに
あるのだろう。筆舌に尽くしがたいものが。


それに比べると小さな山かもしれなかったが
先月はそんな気分をチームメンバーと味わえた。

達成していなければ感じ得なかった言葉にできない感情や感覚が。


新人当時、そんな上司の思いを素直に受け止めて
もっとがむしゃらに実践していたら
もっともっとスピード上げて成長できていたのだろうにと
過去の自分をちょっと残念に思いながらも
当時の上司に感謝したいと思った。


今月も、あのアドレナリンの出る感覚を
みんなで味わいたいのだ。