さっき、ニュースでロシア人テニスプレーヤーの
特集をしていた。シャラポアという容姿端麗でVOGUEのモデルもしている
17歳。本当にかわいい。英語も非常に流暢に話す。

ロシア人選手ここまで垢抜けた存在として世の中に出てくることに
どうしてもしっくりこない自分がいる。だって彼らは
今の北朝鮮のような国家の住人だったのだから。
でも、
tatoo(歌手の)などもしかり、
共産主義のDNAが染み付いているロシア人の中に資本主義カラーが本当になじんだんだろうなぁって父と一緒に話してた。

自分の父親は総合商社の人間で、そのおかげで
自分はロシアに長年すんでいた過去がある。
ばりばりの共産主義国家だったころから、ゴルバチョフの
「ペレストロイカ」という改革政策を経て、政権交代のクーデター勃発、
ソ連邦の崩壊まで、政治なんてものは全く理解していなかったが、
自分自身はその国に存在し、物事の変わり行くさまを見事に目の当たりにしてきた。

さっきも書いたが、はっきり言って政治的な背景なんて
当時はわかりっこない。でも、
小さい自分がその環境で分かること。それは
世の中の「気分」の変化。
なんとなく楽しそうとか、なんとなくよどんでいるとか、、
激動の国で過ごした自分には、そういうものを察知す
力があるのではないかと思うことがある。

いろいろ激しく変化を繰り返す社会の中にいて、思い出す。
小さい時の記憶で(いや、肌感覚で)感じた強烈な電気。

それは、資本主義経済が押し寄せてきたロシアの町に
マクドナルドができ、バスにペプシコーラの広告が出ているのを
見つけた時の、世界が明るく開けていくような感覚になった
あの時だと思う。今では何も感じないペプシの広告ひとつが
世の中の景色と気分をあそこまで変えてしまうものか・・と
幼心に妙に感動したのを覚えている。

自分が大学で広告を勉強してみたいと思った背景には
そのような幼少の体験があったことが起因している(これほんと)
広告や、コミュニケーションの持つ威力についてメカニズムを
追求してみたいと思った。

就職活動のすえ、結局全く違う業界で仕事をすることになるのだが
いま、何故か広告の仕事に足を突っ込んでいる。
意識していたわけではないが、じつはやっぱりこの世界に対する
憧れや魅力を感じていたのかもしれない。。