先週バイクから取り外しましたキャブレターですが、
今日は分解して洗浄します。
月曜日に降った雪もまだ残ってて青空整備は寒い寒い。
まずはチューブ類とプレート、チョークケーブルなんかを取り外してキャブを
分離します。
エアパイプのジョイント類、ガソリン経路についてるOリングはみんなカチコチで
もう機能してない。
そろそろガソリン漏れちゃったかもしれませんね。
このタイミングでOHして良かった。
写真の右側のOリングはひび割れてます。
チャンバーカバーを外してバキュームピストンを外します。
長いバネが飛び出るので気をつけて。
プラスドライバーで白いニードルホルダーを外すとニードルが分離します。
ニードルは磨耗も無くOK。
純正ニードルは固い材質で耐摩耗性良さそうです。
ダイヤフラムはちょっと汚れてる。(粉吹いた感じ・・・)
サブエアクリーナーが腐り落ちてた影響でしょうか?
チョークのバイスターターバルブを抜きます。
パイロットスクリュー抜きます。
外す前に分解前のセッティングを覚えておく為、一度締めこんで回転数を覚えておきます。
2回転と1/3~2/3回転ぐらいにセットされてました。
組み立て時は下がちょっと薄い気がしてますのでちょっと濃い目に振ってみようと思ってます。
パイロットスクリューを抜くときに小さなワッシャー入ってるのに気づかず・・・
1個紛失しました。(注意です。)
フロートチャンバーを開けてフロートとフロートバルブを分解します。
フロートピンは精密ドライバーで押してあげれば抜けます。
フローバルブは筋が見えますが変形、磨耗は問題無し。
再利用してもオーバーフローはしないでしょう。
メイン、スロージェット、ホルダー類を分解します。
ニードルジェットホルダーは普段あまり使わない7mmレンチが必要ですので
事前に購入しておきます。
こちらはスロージェット。
軽く目詰まりがみられました。
メインジェットとニードルジェットホルダー、ニードルジェット。
目詰まりも無くきれいです。
ニードルジェットは材質が違いますね。
固い材質でこちらも耐摩耗性良さそう。
ジェットニードルと擦れて磨耗するんですが、問題なさそうです。
すべて分解できたらキャブクリーナーで洗浄します。
クリーナーはYAMAHAのキャブクリーナ。
2種類あるのですが高い方です。笑
評判良かったので使ってみましたが、すごく良く落ちます。
ワニスなどの汚れは擦らずに溶けていきます。お勧め!!
ただし、ゴム、プラスチック類には攻撃性高そうなので、ダイヤフラム等は
すべて外した状態で使用しないと駄目ですね。
クリーナーは車載状態でエンジンかけながらキャブクリーナー吹く様な使い方もありますが、
負圧キャブはゴムのダイヤフラムが搭載されているので、あまりお勧めしません。
クリーナーがダイヤフラムに回って溶けて穴があいてエンジン噴けないくなったてのも聞いたことありますので。
洗浄前
洗浄後
元々それほど汚れてませんでしたが、擦らずにこれだけ落ちれば優秀。
キャブのボディーも洗浄します。
クリーナーを吹き付けてしばらく放置。
その後パーツクリーナーで洗い流すんですが、気化熱でボディーがキンキンに冷えて
氷の様な冷たさ。
苦痛きわまりない。笑
あまり冷やすとその後の結露の可能性があり、水分が細い通路に残って詰まりの原因
になるのを嫌って、揮発性の低い灯油ですすぐぎ洗いする方もいますが、私はあまり気にしてません。
すすぎ後は缶スプレーのダストブローで通路内を吹いておきます。
エアコンプレッサー欲しいですね。
一通り洗浄して、本日の作業は終了。(寒さに耐えられず)
分解したパーツは同じ組み合わせで使うのが基本ですので、整理しておかないと
分からなくなってしまいます。
キャブのボディーに刻印が打ってありますので、箱などに刻印の番号を書いておくと
整理しやすいです。
組み立てはまた後ほど。
4気筒は部品多くて大変・・・・