11日は、ゆっくり読書。

るこらはお絵かき(+くろねこシール)


あら、とんちゃん?!


いえいえ、遠藤誠先生です。今は亡き。

先生の画像は著作権侵害の虞があるため掲載はできません。

ぜひぜひ、こちらのページを御覧下さいませ!!仰天よ!

帝銀事件資料のページより


さて、どこから遠藤先生が出てきたかといいますと、

こちら。

私は「悪者」に味方する (ちくまプリマーブックス)/遠藤 誠

¥1,260
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↑ これ、2週間前に図書館で借りまして。この日が返却日だったため、猛読。

あまりに引き込まれる内容だったため、座右に置いておきたい1冊。

買っちゃおっかな。。。


帝銀事件、これはえん罪の可能性が高いといわれている事件(上記HP参照)、

遠藤先生は、この再審請求をしているときにお亡くなりになった。

この帝銀事件、内容もかなり衝撃的、平沢さんが逮捕され、死刑判決を宣告される過程もまた衝撃的。


そして、永山則夫被告。その弁護人を務めたこともある遠藤先生。

永山事件、無知の涙。

これを読んだこの日の夜、実は参院選の選挙速報があっていたが、NHK教育テレビで偶然にも永山則夫氏のETV特集が組まれていて(再放送)、なにかのサイン?とまで思ってしまう。

NHK再放送・死刑囚永山則夫

遠藤先生が小学生のとき、父が戦死。極貧の中、東京大学法学部へ進学。学生運動など、邁進する時期もある。

しかし、父がいないという理由で企業へ就職できず。

参議院法制局へ。国会がない時期に勉強し、司法試験合格。

闘う弁護士へとなる過程は・・・

途中、うつ病に罹患。そのとき、仏教を学ぶ。3毒とは・・・


その後、平成4年の暴対法施行時、山口組の依頼で無償で行政訴訟を起こす。

やくざにも人権がある、と。

そのとき、組長に説く。弱いものいじめはいかんと。庶民の役に立ち、見方になれと。

(その後、阪神大震災の後、山口組の組員らが炊き出しなどし、ボランティア活動をしたのはこの教えによるものという説もある)


人間愛とユーモアあふれる遠藤先生。

またはまってみようと思います。