昨日のブログの続きです。11月29日に小田原駅から踊り子号に乗り、伊東に向かいました。この日は着物を着て行きました。
踊り子に乗ると、東京や横浜から乗られたお家元始め、先輩方が既に乗っておられ、私は先輩の隣の席でした。松永の総勢9名。
小田原から一人で乗り込んだのと、初めてのお仕事でちょっと不安もあったのですが、乗り込むとすぐお家元の奥様がお菓子をくださり、お心遣いに心温まりました。(一人一人のためにお菓子を袋詰めしてお持ちくださったのです。)
伊東駅には、先輩のなちこさんが芸者さんたちと車でお迎えに来てくださり、分乗して伊東市観光会館へ。
観光会館の前には大きな看板がドーンと。
伊東旧見番百二十周年記念公演
(忠三郎さん撮影)
11月29日が下ざらい、30日が本番なのです。
楽屋に入ると、大勢の芸者さんたちが舞台と楽屋を出入りされていて、とても華やか。
この会は、伊東の芸妓衆がメインですが、赤坂の芸者衆と熱海の芸妓衆も友情出演され、それぞれに踊られるのと、最後の三下り甚句(さわぎ)は30名の総踊りなのです。
舞台での下ざらい。踊りの地方(じかた)では、主に上手の山台に乗ったのですが、雛鶴三番叟と都名所だけは正面の山台でした。
上手の山台はこちら。どなたかが写真を撮ってくださっていました。
左から、お唄:忠之助さん、鉄文智(なちこ)さん、和華晴さん。三味線:忠三郎さん、鉄駒(私)
まだ三味線を置いてます。
忠三郎さんが、踊りを見ながら弾いくださり、きっかけも全部分かってくださっていたので、私は忠三郎さんに付いて弾くだけでした。とは言え、二挺で弾くというのは責任重大なので、必死について行ったという感じです。
目の前で踊る芸者衆があまりに華やかで、着物の地紋の美しさに見惚れたりもしておりました。
下手の袖で、お囃子さんが風音や水音を打っているのもよく見えて、ああこれ歌舞伎でよく使われている音だわと思ったりしておりました。
この会では、うちのお家元のお弟子さん(忠香代さん)が『紀州道成寺』を出されたのと、お唄の和華晴さんのお弟子さん(和華晴波さん)が『娘道成寺』を出されたので、そちらも下ざらいがあり、私ものせて頂きました。
左から和之助さん、忠之助さん姉妹と。とても可愛いらしく、芸も素晴らしいお二人。
下ざらいが全て無事に終わるともう5時過ぎで、皆さんと車でホテルに移動し、洋服に着替えてお食事へ。お家元が予約してくださったお店へ皆さんと歩いて行きました。
お食事は、松永の総勢10名で色々おしゃべりしながら楽しく。お料理は、お家元が忠三郎さんと話し合いながら全部選んでくださいました。鍋は出てないのですが、鍋奉行みたいでいいなあと思いました。
私は、明日が本番なのでビールはやめてお茶にしようとしたのですが、お家元に「大丈夫だよ。いいから飲みなさいよ。」と言われ、飲んじゃいました。結局、小生と中生を一杯ずつ(笑)
このお店は、何でも美味しく、特にお刺身は美味しかったです。特に、金目のお刺身。あと揚げ餃子も。最後に釜飯も頂きました。
お刺身用のわさびは、なんと本物のわさびでした。さすが伊豆!そして、わさびをする下ろしがねとハケも本格的なのです。
この下ろしがね、わさび、わさび、と彫ってあるのですが、一つだけ「わびさび」になっているんですとお店の方が教えてくださいました。なかなか洒落が効いています。
みんなでわいわいしながら一生懸命探しました。私、見つけました。よろしければ、写真を拡大して探してみてください。
この時のお食事の雰囲気が和気藹々としていて、松永って家族みたいだなぁ、温かいなぁと感じ、ここに入れてもらっていることが嬉しかったです。
お食事の時の写真はないのですが、翌朝ホテルのロビーで皆さんと撮った写真です。美容院に行かれていて奥様がいらっしゃらないのですが。
この日は、本番なので黒紋付。男性は楽屋でお着替えされます。
前列左より、忠之助さん、鉄駒、和華晴さん、忠香代さん、鉄文智さん、後列左より、和華晴波さん、忠五郎お家元、忠三郎さん、和之助さん。
翌日、本番後に楽屋で撮った写真は、奥様も写っていらっしゃいます。(青いお着物の方です。)こちらは、女性陣だけになりました。(遠慮されていたのですが、もっとお願いして、お家元と忠三郎さんにも入って頂けばよかったとちょっと後悔してます。)
この続きは、また明日以降書きます(予定)
【お知らせ】12月14日(日)に赤坂会館にて、長唄のおさらい会を開催致します。14:00開場、14:30開演。全7曲。入場無料。よろしければ是非お運びくださいませ。
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