別れの季節やね。


この頃になると、18歳の時のこの頃を思い出してしまう。

オレが、五島ニューオーリンズを後にして旅立った日のことを・・・。


小さな胸に、デカい夢を抱いて博多に飛び出したあの日。

世間のことなんて全くわかってなかったし、島に咲き誇っていた桜の

美しささえわかっていなかった・・・。(笑)


一般的には、この季節に都会に旅立つ若者は、電車だったり飛行機だったり

バスだったりするんだろうね。


だけど、島で多感な時期を過ごした若者は、たいていの場合、船(フェリー)で

島を離れることが多い。

オレも、その一人だ。


フェリーに乗船した夢見る若者は、甲板に出て、

桟橋では、見送りに来た家族や恋人、後輩、同級生がその甲板に出た若者を

目に焼き付ける・・・。

そこで、たくさんの紙テープを甲板の若者と桟橋で見送る人達が

手に握りしめて別れを惜しむ・・・。

フェリーが出港して、その紙テープが切れるまでその人達は

その手に握りしめている。

それぞれの想いをかみしめながらね・・・。


この切ない風景が、この季節の島の風物詩なんです。