昨日のことですが、ちょっと興味深いことが起きました。


もしかしたら、都会に住んでる人なら普通のことかもしれない。


私はイスラエルの田舎の小さい街に住んでいるから、感じたことだったのかもしれない。


とにかく書いてみます。




昨日の朝主人が家を出る時に、学校の親達がやり取りするWhatsApp(Lineのようなアプリ)でとある議論で大変なことになってる。という話を聞きました。



どうやら一昨日学校にサポートで来ていた女性が、コロナに感染していたかもしれないという噂がたち、多くの親がその日(昨日)は学校に子供を行かせてなかったらしい。


主人は子供達を登校させた後にそのことに気が付いて、「子供達が可哀想に...なんで気が付かなかったのか。」と悔やんでいました。



私は「もし何かあれば学校側から連絡が来るでしょ。」と言って特に気にすることもありませんでした。


昨日は珍しく仕事が休みで、私は家で片付けなどをしつつのんびり過ごしていました。


そうしたら、11時半頃に急に主人から連絡が入りました。



WhatsAppでのやり取りを見ているうちに、怖くなって来たから子供達を引き取りに直ぐに学校に迎えに言って欲しいとのことでした。


私は支度をして12時前頃学校に向かいました。



学校にはセキュリティーの人がいるので、その人に子供を連れて帰りたい。と伝えたところ、「学校の関係者以外は立ち入り禁止です。」と言われてしまい、どうすることも出来ないので退散して、直ぐに主人に電話して事情を説明しました。



「じゃあどうしたらいいの?」と主人が聞くので、そのまま終わるまでいさせるしかないでしょ。と言ったら納得してくれて、私はそのまま買い物に行きました。


イスラエルの小学校は13時半で終わるので、あと約1時間半位のことでした。



昼過ぎ子供達が帰ってきてから今日の事を聞いてみたら、次男のクラスは通常26人なのに、その日はたったの9人しか来なかったそうです。


(問題の女性は前日に、次男のクラスに来て授業の手伝いをしていた。)


数時間後主人が帰って来たので、どういう状況なのかを聞いてみたら、案の定単なる女性の勘違いだったそうです。


ちゃんと病院で検査もしたけれど、ただの喉の痛みだったらしい。


恐らく女性と校長先生の会話を聞いていた誰かが、第三者に話してネット伝いに噂が一気に広がったのだろう。


センシティブな内容なだけに、皆が過剰反応してしまったのでしょう。



何事も無くて良かったねー。と子供達と話していましたけど、私は本心では「集団心理って怖いなー。」と思っていました。


私は元々あまり集団行動が得意ではないし、基本一人が好きなので、人と群れることはそんなにありませんが、ある一定の空間に置いてはどうしても集団心理というものが作用する事がありますよね。


例えば教室とか電車とかの人混みの、閉鎖された場所。


学校内でのイジメなどは集団心理が働きやすい。


私が小学生5年生の時、クラスでいじめられてる男の子がいました。


彼には少し発達障害があったし、いつも鼻クソをほじくっていたのでとにかく皆から汚い、こいつに触られたらアホになる。とか言ってクラス中で嫌われていました。


でも私はどうしても彼が悪い人間だとは思えずに、鼻クソは勘弁して欲しかったけど、無視したりすることもなく普通に接していました。


そうしたら唯一優しく接してくれる女子だったので、気に入られてしまい困った経験があります。


そんな状況になっても私が一緒にいじめられなかったのは、恐らく私がキツそうな顔をしていたからでしょう。



現代ではネット上のグループ内でのチャットもそれに当たりますね。


その空間で誰かが恐怖に陥ったりしたら、その感情に反射的に反応して同じように恐怖を感じてしまう。それが集団心理。



そういう時、貴方ならどうしますか?



もちろん、テロリストが銃を持って乗り込んだ来たら恐怖から逃げ惑うのは当然のこと。


危険人物がいたら、先ず逃げるが鉄則。


でも今回のコロナウィルスの様に、私たち人間の《目に見えないモノ》だったらどうでしょうか。


世界中で中国人だというだけで暴行を受けたというニュースが沢山ありましたね。



今現在、地球は確実に二極化しています。


目には見えないウィルスを頭の中で思い描き恐怖する人と、全く気にしない人。


人類はこの集団心理を利用した伝染ゲームをありとあらゆる所でやり尽くしてきました。


コロナ騒動はこのゲームの集大成です。


今回のコロナ騒動をどう対処して乗り越えていくかが、今後の地球の運命に非常に重要になってきます。



恐怖政治で人々をコントロールしてきたナチスドイツ。



皆が言っているから正しいのでしょうか?



同調圧力にただただ流されていませんか?



今アメリカでも黒人男性が警察官に殺された事への抗議デモで、全米中が大混乱に陥っています。


アメリカには長い間黒人に対しての差別が根強くあるようで、今回の件だけではなく度々黒人が射殺されたり差別を受けたりした事件が起きているようです。


今回のデモでは一部の人が暴徒化し誰かが店を襲撃し押し入ったことで、その場にいた人達も一緒になって強奪に加担してしまうことが起きています。


ニュースで見掛けたNIKEのシューズを奪って走っていく黒人女性。完全に我を忘れてしまっている。


皆でやれば怖くないし、罰せられないんじゃないか?なんて思っているのかもしれない。


正に集団心理そのもの。



一方では、平和的なデモを呼び掛ける為に、デモ隊達に近づいて訴えかける勇気ある警官や、民衆が強奪しないようにと体を張って店の前に立つ人々もいる。



周りの空気に流されずにちゃんと自分で考えて行動している人がいることに、とても感動しました。



こういった周りと違う行動を取ることは、非常に勇気がいることです。



でも今私達がやるべきことはこういうことだ。と思ったわけです。


自我は弱いのでどうしても同調してくれる仲間が欲しいと思ってしまう。



でも真実の私達は無限の存在であり、何ものにも影響など及ぼすことなど出来ない。



その愛の中心に立ち、外側で渦巻く現象などなんてことない!と宣言出来るかどうか。



今すべての地球人がこのゲームをプレイ中。貴方はゲームのキャラクターでしょうか?それともゲームのプレイヤー?



さて貴方はクリア出来るでしょうか?



全ては自分次第。



是非一緒にこのゲームを楽しんでプレイしていきましょう!



ティカ