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イソ・リヴォルタ・グリフォ

今回はちょっとマイナーなイタリアのスポーツカー
レストアしていて5月末には仕上がっていた不遇の車種
不遇ってのは、子供の頃に好きな1台だったにも関わらずこの車名が忘却の彼方においやらていたから
不覚にも今年に入って車名が判明しました・・・・
・・・・いやあ、長かった・・・・
オークション(ミニカーの)で見かけた事で偶然車名が判明しました
シボレー・コルベット用のエンジンを搭載云々って事だけが頭の片隅にあったんで、てっきりアメ車とばかり思い込んでいました
(さもなきゃ英国車かな?と思った事もあったのは内緒だ・・・)
調べてみると、中々興味深い車種でした

1963年のトリノショーで発表されたイソ・リヴォルタ・グリフォはシボレー・コルベット用のエンジンを搭載し(記憶違いじゃなかった)、元フェラーリのエンジニアが手掛けたシャシーにジウジアーロ(ベルトーネのチーフデザイナーになったばかり)がデザインした美しいボディが特徴の2シータースポーツカー
1968年にはパワーアップしたコルベット用の7リッターエンジン搭載モデルが登場
(デカいエンジンを強引に搭載したのでボンネット上に大きなエアスクープを設置)
当時の最高速度300km/hを誇ったものの何度かのマイナーチェンジをし、1972年にフォード社製のエンジンに積み変えた事によりパワーダウン(最高速度255km/hにダウン)結局1965年から生産されてましたが、経営悪化の為1974年にイソ社が倒産した事で消滅しました

どうも子供の頃の初見からアメ車と思ってたようです・・・・


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イソ・リヴォルタ・グリフォ           マッチボックス 3インチ

マッチボックスのミニカーを調べていて車名が判ったのはラッキーでした
さすが当時の世界最速車なのか幾つかミニカーは存在していました
古い物ばかりでしたけど・・・

いつものようにカシメを外して分解
今回はフロントライト・グリル部を引っかけて後ろ側1点のみのカシメ止めだった上、カシメ自体もいつもの物より細めでしたので分解は楽でした
元は水色のカラーリング
汚れと塗装禿げがあったので塗装剥離後、記憶の中のイソ・リヴォルタ・グリフォの濃い目のブルーに、内装・ホイールも併せて塗装
例によってトミカのようなタイヤも交換
履かせたタイヤは以前UPしたアウトビアンキA112に履かせるつもりだった物ですがA112には小さかったのでこちらにまわしました
リアバンパー中央に内装パーツと一体化したけん引フック(?)があったので切り落としパテでバンパーの段差を埋め、割れていたハンドルもジャンク品と交換
フェンダーとのタイヤ間から向こう側が見える位スカスカだったのでプラ板で内部パーツの改修もしています

      元のイソ・リヴォルタ・グリフォ 
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一見綺麗かなと思ったけど、塗装面の汚れ・色褪せ・塗装禿げがそれなりにあったのでレストアを敢行
元が古い物ですからね

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再塗装で少しは化けたかな?

記憶の中の車名不明はこのイソ・リヴォルタ・グリフォが最後の1台でした
まさか車名が判明すると同時にミニカーも入手出来るとは思ってませんでしたしね

さて欧州車が続いたので暫くはアメリカ車に移ろうと思います