【五十音ブログ㉒】憧れのものを手に入れた話 | あなたを『書ける人』にする!起業家専門ライティングコンサルタント シカタはミカタ。

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今日の五十音ブログは『に』

 

ライティング

 

 

『に』の付く言葉で

私の頭に浮かんだのは『ニキビ』

 

 

今日は『ニキビ』の話を書いてみる。

 


 

 

中学生の頃、

私はニキビに憧れていた。

 

というと、

ニキビに悩んでいた人からは

怒られそうだが、

実際憧れていたのだから仕方ない。

 

 

ニキビに悩む友人達が

「この石鹼が良い」

だとか

「この化粧水が良い」

だとか

「この食べ物が控えた方がいい」

だとか

みんなでワイワイ話しているのが

羨ましかった。

 

 

私も一緒にワイワイしたい。

が、

私にはニキビがない。

 

 

 

ああ、ニキビ。

青春の象徴、ニキビ。

私もニキビが欲しい。

 

そして

「どうしよー。

おでこにニキビ出来ちゃったー」

とか言ってみたい。

 

 

こんなにも憧れているのに、

私もみんなと一緒にニキビに悩みたいのに、

 

中学の時も高校の時も
一度たりとも

ニキビが出来ることはなかった。

 

 

 

 

 

それから数年の時が流れ、

40歳を過ぎたある日、

口元にポツンと

何かが存在するのを見つけた。

 

気になって

かかりつけの皮膚科を受診すると

こう言われたのだ。

 

「あーこれ、

ニキビですねー」

 

 

 

マジか!?

これが!!

これがあのニキビというものなのか!!

 

 

とうとうやったよ。

とうとうニキビを手に入れたよ。

ありがとう神様。

 

 

 

だけど神様、

 

キャッキャ言いながら

一緒にニキビの悩みを共有する友人は

もういないんだよ。

 

 

もうみんな大人で

もうみんなニキビに悩んでないんだよ。

 

 

 

 

 

憧れのニキビを手に入れた喜びは

一瞬にして消えた。

 

 

 

 

それにしても

人って

ないものねだりしちゃう生き物だよねぇ。

 

 

 

 

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