ハイサイ!!
晴天続きで気持ちがいいですねー!!
うちのテトさんは暑すぎて茹ってます(笑)
先日、仕事の合間に近くでランチをとっている時に、家族連れの方達がいていただきますやごちそうさまという言葉について子供(3.4歳?)から「なんで必要なの?◯◯(名前)は早く食べたいのになんで?」っていう質問に四苦八苦しているのを見てしまった。
最終的には挨拶しなくちゃ食べちゃ駄目!!っと怒ってるのを見て、子供が産まれたら私もあんなふうに多々四苦八苦してしまうんだろうなぁと思いながらも、いただきますやごちそうさまの語源ってなんだ?っとふと思ってしまった。
ある程度の意味や、どうして言わなければいけないのか?ってことはわかる。
これは偏に両親からの躾があったからだろうと思う。
言われた時に自分ならどう返せばいいのか、主だった意味を子供にもわかりやすく要約して伝えることは出来るのだろうか?っと。
一次産業に携わっているものとして、これはいかん!っと思い調べてみました。
まずは語源。
「いただく」は、神様にお供えしたものを食べるときや、位の高い方から物を受取るときに、頂(いただき。頭の上)にかかげたことから、「食べる」「もらう」の謙譲語として「いただく」が使われるようになったことに由来します。やがて、食事を始める時に「いただますという言葉が定着したと言われてます。
そして意味。
食事を始める時の「いただきます」には、2つの意味があるそうです。
1つめは、食事に携わってくれた方々への感謝です。
料理を作ってくれた方、配膳をしてくれた方、野菜を作ってくれた方、魚を獲ってくれた方など、その食事に携わってくれた方々へ感謝のこころを表しています。2つめは、食材への感謝です。
肉や魚はもちろんのこと、野菜や果物にも命があると考え、「○○の命を私の命にさせていただきます」とそれぞれの食材に感謝しており、こちらが本意だと言われているそうです。
そして、ごちそうさま。「ごちそうさま」を漢字で書くと、「御馳走様」「馳」という字も「走」という字も、「走る」という意味を持ちます。料理を食卓に並べる為には、まず食材を買い集める為に走る人がいます。
その食材をお店に並べる為に走る人がいます。そして、その食材を育てる為に走る人がいます。たくさんの人が走り回って、私たちの前に初めて料理として並んでいるのです。
ですから、「走る」という意味の漢字を2つも重ねた上で、敬意をもって「御」や「様」という字をつけて、感謝の気持ちを表すのが、「ごちそうさま」です。
この言葉は、感謝の気持ちを子供達に教える為の大切な言葉です。
感謝の気持ちが育たないと、人間関係が上手くいきません。
いただきます、ごちそうさまは、料理を作ってくれた人に感謝し、食材を生産した人に感謝し、食材そのものに感謝する、人が人として生きていく上で、全てのものに感謝するという、日本古来で独自の文化ということですね。
(海外では主にお祈り、感謝をするという意味あいで祈りがあります。)
「日常の挨拶が心の栄養に」というフレーズを見ましたが、なるほどなと思いました。高尚なことや宗教チックなことを言いたくはないですが、自分の子供くらいには正しい意味というものを伝えていきたいなと思いましたね。
そして最終的な答えとして、「お父さんが汗水垂らして作ったものを食べないの?」っていう最終兵器がわたしにはあるなと安堵した次第でございます(笑)
お父さん御馳走様って言われるよう、今日も頑張って米育ててきますw