獣医さん
18年間お世話になった
獣医師の先生に会った
tetoが永眠した報告は
済ませていたが
亡くなったばかりで
慟哭の渦中にいた私は
ひと言の報告が精一杯だった
あれから
あっという間に半年が経った
晩年の半年間は壮絶な介護生活で夜鳴きが始まったと思ったら
四六時中
悲鳴をあげる様になり
外出もままならない中で
徐々にtetoの食欲も落ちはじめ
声はかすれても叫び続け
お別れは近いよ…
tetoなりにシグナルを送り続けていたのかとあの頃の私は
思っていました
その時を…
家族全員が揃った日曜日
突然に若い頃のような
力強い遠吠えで知らせてくれた
息子が『えっ!なに?なに?
teto急に元気になったね?!』
今なら何か口に入れる事ができるかも…?
抱きかかえながら水を口元に差し出すと自分の舌で上手に
すくい上げ飲んだ…
冷蔵庫から慌てて
取り出した
一番好きだった柔らかく薄い
ササミジャーキーを
歯音が聞こえる程に
ギシギシと力強く噛み砕き
ゴックン飲み込む音まで聞こえた
その直後に私の腕の中で
2回大きく脱力し
そばにいた夫に代わり2分程で
スーッと
静かに呼吸は止まり
逝ってしまった…
出張火葬セレモニーを担当して
頂いたスタッフさんから
私が受け持ったプードルの中では歴代最高齢だと言われ
ここまで長生き出来たのは
体が老いて足腰の自由が
利かなくなろうとも
眠れず
食べれずとも
この家族とまだ一緒にいたい、
諦めない、
その気力が勝って
この子は精神力が突出して
強かったのでは無いか
精神力の強い動物は
最期に弱い自分を見せたくない、心配をかけまいと振る舞う
故にありったけの力を振り絞り
吠えて
飲んで
食べた
のではないだろうか…
スタッフさんが厳かに
経験を兼ねて話して下さることに
tetoの犬生を重ねながら
今まで危ない事が
幾度となく訪れても
どうにか乗り越えてこれた事に
私達は惜しみない
愛情を貰っていたのだと
お別れが近いよ!
では無く
一緒にいたいよ!!
そう叫んでいたのだと
思い知った…
この話を
獣医さんは最後まで
私の話を一つとして遮らず
ただ静かに
聞いて下さいました
teto…
tetoの勇姿を
きちんとお話出来たよ
銅葉ダリア
プチダリアハミングブロンズが
この季節にたった
3輪だけ咲きました
私自身ダリアは初めてで
昨年の今時分
庭に
植え付ける際tetoに
来年はお花咲くかねぇ?と
問いかけた記憶があります
早速tetoの隣に
生けてみました


