#162 分析・原因特定 3 | 心の赴くままに

心の赴くままに

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ここからは「パレート図」を自己分析に

応用する方法について見ていきたいと思います。

 

自己分析に応用する時は、本人が把握できれば
図を作成する必要はありません。
理論や活用する為の背景が理解できれば、それで十分です。

 

#159の方法で収集した「不快な感情」の付箋を

いくつかの項目に仕分けするのですが、その項目について

見ていきたいと思います。


#41で「マズローの5段階欲求」を紹介しました。

それは <低い階層の欲求が満たされることによって

次の段階の欲求を求めるようになる>という説で

 

欲求が段階的に上がっていくので、下の図の様に

階段の形で表される事があります。

 

 

今回「不快な感情」を5段階欲求の内容に仕分けをしていきます。

ただ、付箋を仕分けしようとすると

どこに仕分けすればいいのか判断に悩む場合があります。

 

それは「不快な感情」が、いくつかの欲求によって

構成されているからです。

 

例えば、<家を買いたいけど買えない>と感じたとき

・いい家に住んで周りから認められたい「承認欲求」

・持ち家家族の仲間入りをしたい「社会的欲求」

・心地のいい住空間がほしい「安全の欲求」

・住処を確保したい「生理的欲求」

など、上の図の<物欲>が複数の欲求にまたがっている様に

色々な<欲求>に由来している場合があるからです。


上の図を基に更に例を見ると

<やさしい恋人が欲しい>については

・恋人がいる自分を認められたいという「承認欲求」

・好きな人の特別でありたいという「承認欲求」

・特別な人と一緒にいたい、一人がイヤという「社会的欲求」

・カップルの仲間入りをしたいという「社会的欲求」

・恋人に大切に接してほしいという「安全の欲求」

を含んでいたりします。

 

「対人関係」や「仕事」についても同じように

複数の<欲求>から構成されている場合があります。

 

ここで気になる事は「お金」については

全ての<欲求>に関係するという事です。

 

「生理的欲求」も「安全の欲求」も多くの場合

「お金」で解決する事ができます。

 

「お金」があれば、人も集まりますし

多くの人から認められるので

「社会的欲求」も「承認欲求」も満たされます。

 

自分の理想を実現する為にも

「お金」が必要な場合が多々あります。

 

根本的な欲求を満たすために

「お金」を活用するという意味では

それぞれの欲求に「お金」が関係しますが、

 

「お金」に頼って欲求を満たしてしまうと

「お金」が無くなってしまった途端、崩れ去ってしまうので

「お金」を失う恐怖といつも背中合わせとなってしまます。

 

「お金」は「マズローの5段階欲求」の全ての「欲求」を

満たしてくれる様に思われがちですが、
それはまやかしなのです。

 

「お金」については、また別の所で

詳しく見ていきたいと思います。