理佐side
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携帯のアラームが鳴って手探りで携帯を取ると音を止めて、友梨奈を起こさない様にベッドから抜け出して洗面台に立つと顔を洗って歯を磨く。
今日のご飯何にしよう。
あ、食パンあったな。食パンにしよう。
口をゆすいで顔を拭いたタオルで口を拭いた。
洗濯機の中にタオルを入れて干してあった制服を取り込んでソファーに置くと制服とネクタイ、ハイソックスを持って寝室に向かった。
友梨奈はまだ夢の中。
ふふっと笑ってパジャマを脱ぐとブラジャーを着けて制服に袖を通してボタンをはめていく。
私が制服を着ていると友梨奈は私の温もりを手で探していた。

「友梨奈ー」
「...ん...?ぁ...おはよう...」
「おはよう。友梨奈制服着て?」

ボーっとしながら起き上がる友梨奈はゆっくりベッドから抜け出して、ベッドに座ってハイソックスを履いていた私に抱きついて擦り寄ってきた。

「んー理佐...」
「んー?」
「好き...」
「ふふっ。私も。ほら、制服に着替えて?」
「うん」

友梨奈は私から離れると洗面台へと向かった。
その間私はキッチンに行って食パンをトースターに入れてつまみを回す。
冷蔵庫からマーガリンを出して冷めたお弁当にフタをして箸も入れて袋に入れた。

チンッと鳴ったトースターからトーストを出してお皿に乗せる。
友梨奈は洗面台から出て寝室に行った。
数分後、友梨奈が制服姿で出てきた。

「理佐ありがとう」
「これくらいどうでもないよ」

コーンスープをマグカップに二人分入れてポットのお湯を入れてテーブルに置いた。
スプーンを渡すと席についた友梨奈はコーンスープをぐるぐるとかき混ぜる。
隣に座った私もコーンスープをかき混ぜ一口飲んだ。
トーストにマーガリンを塗って友梨奈に渡すと自分の分のトーストにもマーガリンを塗って食べる。

「友梨奈、今日買い物付き合ってくれる?」
「うん、良いよ」

頬をぱんぱんに膨らませて食べてて笑えた。
友梨奈はキョトンとしてるけど口をもぐもぐと動かしてる。
小動物みたいで可愛くて仕方ない。
しばらくしてから二人一緒に食べ終え、後片付けをする。
洗い物を終え、手を拭いて友梨奈と一緒に寝室に向かうとブレザーをお互いに着る。
バッグを持ってリビングに行くとお弁当を入れ、同じくバッグを持ってきた友梨奈にお弁当を渡す。

ありがとう、と言われ私は優しく微笑むと立ち上がり一緒に玄関に行く。
靴を履いて友梨奈と家を出ると鍵を締めて手を繋いで学校へと歩いた。








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短くてすみません。
お読み下さりありがとうございました。