理佐side
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TVを観たり、飽きたら話したりして友梨奈と楽しく時間を過ごした。
時間はあっという間に過ぎていき、もう夕方になっていた。

「今日はなに作ろうかな」
「理佐、てつだう」
「本当ー?じゃあ卵焼き作ってもらおうかな」
「うん」

ソファーから立ち上がってキッチンに友梨奈と行くと「ボウルこれ使って」と菜箸と一緒に手渡す。

あとはブロッコリーの塩茹でとほうれん草とベーコンの炒め物にしよう。

「理佐、卵なんこ?」
「4個かな」

友梨奈が冷蔵庫から玉子を取って割っている内に私も下処理をする。
二人並んで料理をして出来上がった物をテーブルに置いていくと二人のお弁当箱に入れていく。

「理佐、できた」
「ありがとう〜」

まな板に乗せて等間隔に切っていく。
お皿に乗せてそれもお弁当箱に入れて残ったおかずを晩ごはんにする。

「おみそ汁つくる?」
「そうだね、作ろっか」
「私つくる」
「いいの?」
「うん」
「じゃあお願いしようかな」

お豆腐とわかめ、お味噌を出しておくと、ご飯を盛り付けてテーブルに置いていく。
それまで友梨奈に抱きついていた。

「理佐、どうしたの」
「ん?友梨奈にくっ付いてる」
「んふふ。甘えん坊」

お湯が沸騰すると友梨奈は手際良くお味噌を溶いて切ったお豆腐とわかめを入れていく。
私はお味噌を冷蔵庫にしまい、出来上がるのを背後で見守る。

「できたよ、理佐」
「わー友梨奈のお味噌汁」
「大したこと、ないけど」
「ううん、嬉しいよ」

お椀にお味噌汁を入れてテーブルに並べる。
戻ってきた友梨奈と隣同士で手を合わせて食べ始める。

「ん、美味しいよ理佐」
「そう?良かった」

私はお味噌汁を飲んだ。

「んー優しい味。友梨奈上手」
「理佐も、じょうず」
「そりゃ作ってきたからね一人で」
「私もそう。おんなじだね」

私達は微笑み合ってご飯を食べた。

しばらくしてからご飯を食べ終わり、食器類をシンクに置いて洗った。
友梨奈も食べ終わり、食器を運んできたから置いておいてと微笑んで呟くとありがとうと言って背中に抱きついてきた。

「甘えん坊さん」
「ふふっ。あまえんぼうはやだ?」
「ううん、好きだよ。私達同じ事してるね」
「うん」

クスクス笑いながら洗い物をし終わると友梨奈が身体を離した。

「お風呂入ろう」
「うん」
「待ってね、追い焚きするから」

私は浴室内に入って追い焚きのボタンを押し、リビングに戻った。

お湯が温まるまで友梨奈と一緒に仲良く話していた。









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短くてすみません。
お読み下さりありがとうございました。