「え...?い、いつ?」
「今日のお昼です」
「...私が寝てた時っ!?」
「はい...もしかして嫌...でした?」
伺う様に見つめてくる友梨奈に私はぶんぶんと首を振った。
「嫌だったら家には誘わないっ」
「良かった...」
私の胸に頭を付ける友梨奈。
天然?友梨奈って。
あまりにも可愛くてそのまま抱きしめようとしたら見事にタイミング良く私から離れてサイダーを飲み始める。
「...友梨奈〜」
「どうかしましたか?先輩」
ガックリしていると友梨奈が顔を覗き込んできた。私はすかさず後頭部を引き寄せて唇にキスをした。
「ん...っ」
抵抗せずに私のキスを受け入れてくれる友梨奈を愛しく思いながら何度も唇を重ねた。
ゆっくりと唇を離すと恥ずかしそうにはにかんで見つめてくる。
神様、ありがとうございます!
心の中で天使がもろてを上げて喜ぶ。
「先輩...前に聞きましたよね...好きな人いる?って」
「う、うん」
「R.Wですよ。答え」
「R.W......!!」
「ふふっ」
悪戯っぽく微笑む友梨奈に私は翻弄されていた。
「先輩は...?」
「...Y.H」
「やっぱり」
嬉しそうに微笑んだ友梨奈を抱きしめた。
「友梨奈...好き」
「私もですよ。先輩」
ぎゅーっと抱きしめると友梨奈が笑った。
「好き好き好きーっ」
「先輩ってば」
友梨奈もぎゅっと抱きしめ返してくれた。
「友梨奈、私と付き合って?」
「...はい」
「あとね、理佐って呼んで欲しいな」
「理佐...?はい、理佐」
「敬語はいらない」
「...うん、理佐」
この時を何度夢見た事か。
幸せ過ぎて怖いけど、友梨奈とだったら乗り越えて行ける。
「友梨奈...」
「理佐...」
手を絡ませて私達は唇を重ねた。
どうか離れないで。
永遠に私と生きて。
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