この日も一日熱にうなされていたせいもあり、夢の中からこんにちは状態。ゲロー

看護師さんが声をかけてくださったり、眼振を調べたり、体を拭いてくださったりは所々で記憶にあるのですが、まだスマホを開けるはずもなく生きる屍と化してます。チーン

【せん妄ダイジェスト】
私が術後ICUで「殺される!」を叫んだことを丁度病棟で聞いていたある看護師さんが、明らかに私を毛嫌いしだす。
更に抗体の影響で病院はパニック中。
ひっきりなしに救急車が入る音、ナースコールが鳴り響く。

なぜか私のいる病室に看護師さんが集まり、ずっと話をしている。
時折お医者様も交えて話をしているのだが、例の看護師さんは他の患者さんや私の悪口を言い続けている。
他にも仕事の話を交えているが自分のことを言われているのが気になって眠れない。(多分実際は寝てるw)

途中で看護師さんから「水くらいはそろそろ飲める?」と言われていた。(これは事実)

夜中までずっとざわついた状態は続き、術後から飲まず食わずだったが、安定剤を飲まないと精神的に耐えられないと思い、夜やっとの思いで一口水を含み薬を飲む。

とにかく早く回復してここから抜け出さないといけない、と強く思う。

【せん妄ダイジェストここまで】

私のことを嫌いな看護師さんがいるのかいないのかもわかりませんが、当然患者の前であからさまに悪口を言うような看護師さんがいるわけありません。(少なくとも今お世話になっているところにはいらっしゃいません)
※イヤ、陰で言うのはあると思いますけどね。にんげんだもの。

さらに私が看護師さんやお医者様に恨みがあるわけでもありません!(むしろ感謝しかない!)

ここがせん妄の怖いところですよね…。
自覚はないけれど、自分の中にある不安や表面にでないほどの小さな不信感が理性を吹っ飛ばして出現しているのかな…。



パソコンで言ったらHDD部分を開けて、修理をして戻すようなものですよね。
絶対素人はやっちゃダメ、みたいな。禁止

開頭手術って改めて大変なことなんだな、と感じます。ガーン
今現在はICUを出て、きちんと理性もありますので、あの頃のせん妄状態は「ちょっとしたバグ」(パソコンで言うところの)のようなものだったのだと分かりますが、その時はそれがすべて真実のように思えましたし、恐怖はまだしばらく忘れられないでしょうね…。


この日のようやく夜くらいに熱も微熱程度になったのだと思われます。
そして、この時から急に早く自力で水を飲み、食事を食べ、元気になって帰らねば、という意識が強くなりました。アップアップアップ

翌日からはようやく少しだけ普通に戻れたような…?真顔