わたしは
ずっと「生きづらい」と思っていた。
小学校の低学年は
あまり学校に行かなかった。
「学校」に問題があったのではなく
「母」から離れることが
とてもこわかった、から。
だからと言って
母と一日中一緒に居ても
こんなわたしのこと迷惑だと思ってるでしょ
早く学校に行けばいいと思ってるでしょ
こんなわたしのこと嫌いでしょ
だけどお母さん、お願いだからいやだと思わないで
お母さん、お願いだから嫌いにならないで
そんなことばかり思うから
学校を休んで家に居ても
満たされるどころか
ますます不安になるばかりだった
（別に母はごくごく普通の母でした。
学校に行きなさい！とも怒らないし、傍に居てくれました。）
学生時代はうまく友達関係を築けないことが多かった
本当はわたしのことなんてきらいでしょ
どうせみんな影で悪口言っているんでしょ
だけどわたしから離れていかないで
ずっとわたしと友達だと約束して・・
そんな風に内心は思っているから
うまくいくわけが ない
（別にすごいいじめにあったわけでもないし、
普通に友達も居たし、楽しかったこともたくさんあるので
わたしが勝手にそう思って苦しくなっては距離を置いていただけ。）
恋愛だって同じ
不安になる
束縛する
依存する
縋る の繰り返し
誰のことも信じていないから
自分の感情は
自分を傷つけることでしか癒せない
からだで痛みを感じることが
こころの痛みを和らげてくれる最良の方法だと思っていた。
だから
ずっと
世の中が じゃなくて
自分が 「生きづらい」と思っていた。
大人になってはじめて
いちばんの理解者は
わたしによく似たひとは
最も近い存在である
「いもうと」だと知った。
だからそれを知ったとき
ああ、わたしが生きづらいのは
誰のせいでもなくて
「血」のせいなんだ、と
本気で思って、安心した記憶がある。
（山口先生の本によると
乳児期・幼少期にスキンシップ、触れ合いの少ない場合に見られる典型的なパターンです。
まわりには恵まれていたので、自分自身のこころに問題があったんだと思います。）
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
数年前に受講した山口創先生のセミナーと
先生の著書「子供の脳は肌にある」は衝撃的だった。
何度読んだかわからない。（ほかの著書も含めて）
最初は
触れることって大事なんだな～って
お母さんたちにも伝えていきたいな～ってそれくらいだったけど
先生の本を何度も何度も読むうちに
今までの自分の人生の中にあるたくさんの点と点たちが
１本の線になった。
そんな風だったわたしに
知らずしらずのうちに
「生きる」ことのあたたかさ
やさしさ、楽しさ
そして強さを教えてくれたのは
こどもたち。
というか
無意識にしていた
「こどもに触れる」ことだったんだ。
こどもたちに触れることによって
わたしはいつしか
「しあわせ脳」になっていた。
それが繋がった瞬間
「触れる」ということ
「手のひら」には
ひとを
人生を変えるチカラがある、と
あたまと心と
そして私の今までの人生を通じて、腑に落ちた。
わたしは専門職ではないので
難しいこと
研究とかデーターとかエビデンスとか
全然わからないけど
わたしの感情とか感覚とか
もう人生のすべてを通して繋がって
それに気づいたのです。
社会とか環境もとても大事、だけど
わたしはまずこどもたちが
「生きる」ことを感じる
あたたかさやぬくもりを感じる
からだと心を
なによりも大切に育んでほしくて
そして
こどもたちが持って産まれてきた使命を
ちゃんとママは受け取ったよ
産まれてきてくれてありがとう、ということを
伝えたくて
だから「触れる」ことを
なによりも大切にしています。
（そしてたすき帖にことばで残す♡）
そして、気がついたら
それを伝えることを
お仕事として選んでいました。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
昨日は午前中は【『しあわせ脳』はだっこで育つ】
午後からは治療家向けのセミナー【手の治癒力】に参加してきて
ずっとお会いしてみたかった
山口創先生のお話を
いちにち通して聞けたことは
いままで生きてきたわたしの中に
いまを生きているわたしの中に
そしてこれからも生きていくわたしの中に
濃く深く、刻まれました◎
