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皆さま こんばんは。

2ケ月以上あいての更新。大変ご無沙汰してしまいました。お伝えしたいことはたくさんあるのですが、今日は、先日亡くなられた大切な友人である、久保田滋さんについて、今改めて感じることを書かせていただきました。

今回の記事、長いです。でも読んでいただけましたら嬉しいです。

久保田さんとお会いするのは決まってTsレストランでした。オーナーの下川さんご夫妻を交えての健康談議を楽しんだこともよくありました。

今、告別式の帰りにそのTsレストランで書いています。


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昨日と今日は、友人のお通夜と告別式に参列してまいりました。

ゲルソン療法でガン治療に取り組んでいらした久保田滋さんが、6月26日にお亡くなりになりました。

8月19日に満68歳のお誕生日をお祝いできると、ご本人はじめご家族も私達もそう信じていました。亡くなったその日にご連絡いただいた時は信じられず、ただただ涙が溢れて止まりませんでした。残念でなりません。


久保田さんとは2年半前にグスコー出版主催の真弓定夫先生の健康勉強会で初めてお会いし、それをご縁に久保田さんが主催されているNPO法人「いきいき健康運動」のお仲間に入れていただき、様々な場面でご一緒に活動させていただきました。

また私のローフードへも大変ご協力的で、ローフード症例モニターとしてグリーンスムージーを3週間飲んで記録を提出してくださったり、ローフードシェフ講座の卒業パーティーにご家族揃っていらしてくださったり、



自由が丘Tsレストランで、

「Forks over Knives~正しい食事は手術に勝る」の同時通訳を久保田さんにお願いし、上映会を開催させていただいたり(その頃はまだ日本語版DVDはありませんでした)、

丸の内アカデミー国際弁護士石角先生主催の健康セミナーに、ご一緒に講師として登壇させていただいたり、

日本リビングビューティー協会のローフードテキストを英訳していただいたり、

Jim先生のローフードパティシエ1級講座で通訳をお願いしたり、、まだまだ久保田さんとの思い出はいっぱいです。
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上記のJim先生の講座のお写真では、受講生の皆さんに囲まれてとても嬉しそうな久保田さん。素晴らしい通訳をしてくださいました。

Jim先生もガンを患い、久保田さんと同年齢ということもあり、お引き合わせした瞬間からお二人は意気投合されていました。


お会いするとたびたび、

「先日アメリカで出版された○○博士の新刊を翻訳したので、、いけやさんの活動のご参考になれば」と、分厚いコピーの束を笑顔で差し出してくださり、その度に感激しておりました。常に惜しみない情報提供と、たくさんの学びを与えてくださいました。


ご自身の癌をきっかけに、西洋医学ではない食事療法を知り、猛烈にいろいろな情報を集められてマクロビオティックからナチュラル・ハイジーン、そしてゲルソン療法などさまざまな癌治療に取り組まれ、同時に同じ癌治療されている方々へ精力的に情報共有されていました。

それでも癌の進行は止められず、昨年4月に余命3ヶ月と医師に告知されましたが、更に徹底したお食事と生活習慣の改善でその告知を大きく覆され、どんな状況でも常に前向きで笑顔でいらっしゃいました。


そんな久保田さんの姿勢は「ゲルソンランチ会」のお仲間をどれだけ元気づけていらしたことでしょう!今年5月にも余命1ヶ月を告知されましたが、ご自身は完治を目標に常に努力されていました。それはこの後、抜粋転記させていただきますゲルソンランチ会の皆さまからの心からのメッセージに表れています。


私も父を2年前に肺ガンで亡くしました。

風邪をひくようにガンになる時代といわれていますが、食生活を含む生活習慣を見直すことで予防することは可能です。

ゲルソン療法も多くのガンに効果が実証されている療法ですが、現在ガンでない方が取り入れるには現実的にはかなり大変かもしれません。

ナチュラル・ハイジーンもまた、厳格に実践しようとすればやはり食への意識の大きな変換が必要ですが、ご自身のできる範囲での実践でも効果は期待できます。そのナチュラル・ハイジーンの理論に出会えたことで、喘息やアレルギー、鬱などいろいろな持病があった私は健康を大きく取り戻す事ができました。


また昨年は、サウンドヒーリングという、音で心身をケアすることを学び、現在は精神的なケアも日常的にできて、あらゆる状況でも心をおだやかに保てるようになりました。サウンドヒーリングはアメリカコーネル大学や様々な医療施設でガン患者の心身のケアに取り入れられています。


健康に不安がある方は 健康のための「真に正しい情報」をご自身で学び、ご自身の意思で実践し、生活習慣の見直しを少しずつでもしていただけたらと改めて感じます。

ガンや重いご病気でない方のお食事の改善は、どなたにも受け入れやすいフルモニ(フルーツモーニング:朝ごはんを果物のみにする)やスムージーなど、まずは実践しやすいことから始めてみてはいかがでしょう。

皆さまの心身の健康が素晴らしいものであることを願ってやみません。


久保田さん、いままでたくさんの愛を本当にありがとうございました。一足さきに次のステージに進まれ、更なるご活躍を!


感謝と、そして心からの祈りをささげます

ありがとうございます。


いけやれいこ




以下は、ゲルソンランチ会の皆さまから寄せられた久保田さんへのメッセージ(抜粋)の転記です。

読み返すたびに、久保田さんの誠実なお人柄を改めて感じ、目頭が熱くなります。



・久保田滋さんの訃報、何んとも残念な思いでお聞きしました。「胃瘻をやりながらゲルソン食事」。その執念はどこからくるんだろう、私にはとてもまねのできないことではないと考え、今年始めのゲルソン食事会で直接ご本人にその素朴でストレートな質問をぶつけたことがあります。久保田さんのその際の理路整然としたお話に、改めて感動したことがつい昨日のことのように思い起こされます。私たちの、いや、より病気が進行し判断に迷い苦しむ私自身のためにも、励み、支柱の存在としてもう少し頑張ってほしかった。
ただただ残念な思いで一杯です。同時にとことん病気に立ち向かう勇気と理論武装した取り組みを教えて下さった久保田さんに感謝です。
 心からご冥福をお祈り申し上げます。

・たくさんのゲルソンに関する文献や情報、何かあったら教えていただけるという頼もしい存在でした。
自分の治療に対してしっかりしたスタンスを持ち、常に前向きに取り組まれていた久保田さんの姿勢にいつも頭が下がり励まされていました。

・自己流にならず常に情報収集をされ、それを提供される姿から、人としてたくさんのことを学ばせていただきました。 久保田さんの生き方に感謝と感動です!!
亡くなり方は、その方の生き方がでます。最後まで、自分らしく生き抜いた久保田さんのように、私も生ききりたいと思います。

・最後まで前向きで、ご自分自身の知恵で何度も危機を乗り越えて生き抜かれ、大変素晴らしい生き方でいらしたと思います。だからこそ、苦しまれることもなかったことと思います。心より、お祈りさせていただきます。

・最後の最後まであきらめず、治療方法も自分自身の判断で選択され、私たちに大きな勇気とたくさんの最先端の情報を解くほぐしてプレゼントしてくださった久保田さんに感謝の気持ちでいっぱいです。最後の日まで力一杯生きていらした久保田さんに乾杯です!

・久保田滋さんの常に前向きな生き方には感銘を受けておりました。
食道癌を患いながらの食事療法は大変なことだったと思いますが、医師の余命宣告も何度もくつがえされ、多くの方に勇気を与えてくださいました。


以上
長い記事を最後までお読みくださった皆さま、本当にありがとうございました。




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