本日は旧暦の5月5日 端午の節句の花 | 未甫のボタニカル♡ラボ

 

端午の節句は、

新暦では、「子どもの日」ですが、

 

そもそものはじまりは、邪気払い、邪気除け。

 

 

ということで、お伝書に記されている

 

「端午の節句の花」

 

花留は八葉蓮をつかいました。

八葉蓮好きだから。

 

見てわかるように、

よもぎはとても水揚げがむずかしくて

 

普段は生け花の素材としてはつかいません。

 

 

道端に雑草のようにはびこっているヨモギですが、

地面からはなれるととても弱くて、

 

摘むなら早朝。

真昼間に摘むとあっという間にしおれてシナシナに。

 

 

 

 

ここでは雇い花(やといばな)として

花菖蒲の花を1本いれてますが、

 

ほんとの菖蒲の花は

下のほうにあるトウモロコシみたいなのが花です。

 

 

華やかな花ばかりではなく

地味でも花は花。

 

 

 

目的が邪気払いなので、生花の決まり事にとらわれず

元気に生けることが大事。

 

そういう、おおらかなところが

生け花の醍醐味かなと思ってます。

 

 

花の名前を知ってるだけ、

見たことあるだけでは

 

たぶん、、身に付かない。

 

実物を触って

いけてみると、

 

のろのろしてたら、ヨモギが萎れることとか

真菖蒲の葉は切っただけでも

香りが立つとか

 

生ける過程の楽しさがあることを知ってほしいと願いつつ。