端午の節句は、
新暦では、「子どもの日」ですが、
そもそものはじまりは、邪気払い、邪気除け。
ということで、お伝書に記されている
「端午の節句の花」
花留は八葉蓮をつかいました。
八葉蓮好きだから。
見てわかるように、
よもぎはとても水揚げがむずかしくて
普段は生け花の素材としてはつかいません。
道端に雑草のようにはびこっているヨモギですが、
地面からはなれるととても弱くて、
摘むなら早朝。
真昼間に摘むとあっという間にしおれてシナシナに。
ここでは雇い花(やといばな)として
花菖蒲の花を1本いれてますが、
ほんとの菖蒲の花は
下のほうにあるトウモロコシみたいなのが花です。
華やかな花ばかりではなく
地味でも花は花。
目的が邪気払いなので、生花の決まり事にとらわれず
元気に生けることが大事。
そういう、おおらかなところが
生け花の醍醐味かなと思ってます。
花の名前を知ってるだけ、
見たことあるだけでは
たぶん、、身に付かない。
実物を触って
いけてみると、
のろのろしてたら、ヨモギが萎れることとか
真菖蒲の葉は切っただけでも
香りが立つとか
生ける過程の楽しさがあることを知ってほしいと願いつつ。