京都に戻ったら必ず行こうと思っていた、大好きな「風俗博物館」にやっと行けました。(エロいほうの風俗じゃないよ。)

↓井筒さんのビルの5F



最初間違ってすぐ近くにある井筒法衣店の5Fに行っちゃって、倉庫みたいなフロアーに着いたから焦った。たぶん入っちゃいけない所だった。店員さんいたのに、なぜ止めてくれない。
 


気を取り直して、風俗博物館のエレベーターのドアが開くと、いきなりバァ〜ンとこの光景が広がりますラブ



童舞の装束を着た子たち。(装束が赤系なので、左方舞を舞う子達なのでしょう。)


 
左方があれば、必ず右方があります。
この子達は緑系の装束なので、このあと右方舞を舞うのでしょう。

 

こちらは左方舞の「蘭陵王」を舞っています。
装束のこの胸の刺繍は見たことないなぁ。一般的に龍の刺繍なんだけど、こういう紋様が史料にあるのだろうか。



「蘭陵王」のつがい舞(セット)である、右方舞「納曽利」を舞うために待機している人達。このお面、結構顔にギュ〜ッってつけるし、視界も狭いし、呼吸もしにくいので、待ってる間も苦しいはずです。心なしかしんどそうに見えてくる。
 


足の踏懸(ふがけ)も細かいところまでリアルで、萌える〜💕 職人技を感じるわぁ。



石帯の飾りも抜かりないわぁ〜。萌え。



源氏どこにおんねん?と思ったらおった。こっち見てる。(白い装束の人)




続いては、明石の女御(光源氏の娘)が帝との間に男児を産んだシーン。これにより、光源氏は権勢を極めました。藤原道長もそうやね。
(後ろで横になって死にかけてるのが明石の女御)



ずっと気になっててんけど、赤子の口に何かついてるよね!?
遠くてよく見えなかったけど、写真にしたらやっぱりある!何かの儀式的なやつ?ただの汚れ??謎。



横たわる明石の女御を見つめるのは、養母の紫の上です。
それにしても出産を手伝う女官たち、こんな服着てやりにくいだろうなぁ。



風俗博物館のすごいところは、あらゆる角度からこの場面を見ることが出来て、うしろからも見て臨場感を味わえるところです!
これはさっきの紫の上の後ろからのアングルです。
ここで働いてる女官のような気分になれます。



これは、明石の君(明石の女御の生母)が手紙を受け取っているシーンです。
女性は御簾で顔を隠しているけど、ちょっと透けてて見えそうで見えないところが、風情があるというかそそられますよね。
よく源氏物語で光源氏が御簾をバサッと上げて中に入ってしまうシーンあるけど、そうしたい気持ちなんか分かる。




もっと写真載せたいけど、ひとまずここまでです。

NHK大河「光る君へ」の最後の紀行のところで風俗博物館が紹介されてしまって、混んだらいやだなぁと思ってたけど、相変わらず閑散としていて良かったですウインク

今回も、大満足の展示でしたチュー飛び出すハート