このニュース知ってますか?




放課後デイサービスに通っていた13歳の少年が、送迎時に施設側が適切な安全対策を怠っていたために、脱走をしてしまい、川に落ちてしまい(あるいは自分から入ったのかもしれませんが)事故で亡くなってしまったというもの。


ご両親はかねてより『脱走の危険があるため送迎は2名体制で』ということを施設側にお願いしていたそうです。

(口約束なのか、契約ベースなのかは分かりません)

ですが、1名で送迎を行うことが常態化していたようで、ある時脱走してしまい、このような悲劇が起きてしまったようです。


障害児を育ててる親からすると施設に対して不信感と憤りを感じるのですが、コメント欄は違っていて。


『だったら自分で子供を見れば?』


『人手不足なのだから、2名で送迎を頼むなんて無理がある』


『施設のせいにするなんておかしい』


『こんな事で訴えられるのなら、誰も障害者施設で働きたくない。安い賃金で頑張ってるのに。』


などなど。

(ちなみにこの施設の関係者はこの事件とは直接関係はない事でだと思いますが、後に逮捕されています)


お子さんを亡くしたうえ、このような批判に晒されなければならないのはどんなに辛い事だろうと思います。


この件に関しては、施設側が親御さんとの約束を反故にした事に問題があると思います。

2名で見ていれば脱走が起きなかったのかというとそれは分からないし、それでも事故が起きていたかもしれない。

だけど1人で見ている時より死亡事故になる可能性は低くできたのではないかなと素人ながら思っています。


それに、安全対策をきちんと取れないのであれば、預かるべきではなかったと思うし、親御さんに協力してもらうなどの提案をすべきだったのではないでしょうか。


確かに人手不足と待遇は改善していかないといけないと思います。

だけどそれを盾にして、安全の保障が出来ないのも仕方ないというのは違いますよね。

働いてる人も様々な職業の選択肢があるなかで、その仕事を自ら選択した以上は様々な責任がついてまわるのは仕方ないでしょう。


障害者福祉って、障害を持って産まれてきたとしても幸せに、豊かな生活ができる出来るようにサポートしてもらうことですよね。


健常者だっていつなんどき障害を持って福祉を利用することになるかなんて分からないのだし。


まして放課後デイサービスというのは障害のある子供が利用する福祉施設なので、障害の重い人は利用するななどの批判はお門違いだと思います。

(そういうコメントも見かけて)


利用する人にとっても働く人にとっても充実した福祉になるように切に望んでいますが、このような謂れのない批判は本当に無くなってほしいなぁと切に願います。