ゾイド エンサイクロペディア
今回はゾイドアニメ十周年を記念して刊行された『 ゾイド エンサイクロペディア -ゾイドアニメ10年の軌跡-』を紹介。

ゾイド エンサイクロペディア -ゾイドアニメ10年の軌跡-(DVD付書籍) (SHO-PRO BOOKS)
A4版・全160ページ(内128ページがカラー)で、ゾイドアニメ四作品を概観している。ブレードライガーの活躍を編集したDVDが付録。
■目次
P002 口絵
P008 目次
P010 『ゾイド』
P034 『ゾイド ガーディアンフォース編』
P058 『ゾイド新世紀/0』
P080 『ゾイドフューザーズ』
P102 『ゾイドジェネシス』
P130 クロストーク
P146 データファイル
口絵には坂崎忠氏書き下ろしの「バン&フィーネ」「ビット&リノン」を収録――しているが、当時と絵柄がなんか違うなぁ(笑)。
各作品の解説は次の項目で構成されている。
・イントロダクション
・チェックポイント
・キャラクター
・ゾイド
・ストーリー
・ジャケットギャラリー
・スタッフリスト
「イントロダクション」1ページとチェックポイント3ページの計4ページでは大まかな世界観や見所を解説。
「キャラクター」では2ページを主要キャラ、2ページを脇役の解説に当てている。
「ゾイド」も主要ゾイドの解説に2ページ、脇役ゾイドの解説に2ページ。
「ストーリー」は1ページにつき4話のあらすじを掲載。
「ジャケットギャラリー」はDVD、セルVHS、レンタルVHSのジャケットを掲載。ただし、ジェネシスのDVD-BOX版のジャケットは収録されていない。1ページ。
「スタッフリスト」はキャスト、スタッフのリスト。1ページ。
[クロストーク]では次の対談、鼎談を収録。
・ゾイドアニメ化への道
「月刊コロコロコミック」編集長 佐上靖之 × (株)タカラトミー 田島豊
・ゾイドアニメが生まれた時
監督 加戸誉夫 × 構成 隅沢克之 × プロデューサー 中沢利洋
・ゾイド声優対談
バン役 岸雄だいすけ × フィーネ役 大本眞基子
舞台裏は想像以上にバタバタとしていたらしく、どの話も興味深く読める。
[データファイル]は設定画・絵コンテを申し訳程度(4ページ)紹介しているのは置いておくとして、各話・各シーンごとのバトルのカードを網羅した「バトルリスト」、各話ごとの登場ゾイドを網羅した「登場ゾイドリスト」が労作。
以上、ざっと内容を紹介した。ページの配分を見てもらえば分かると思うが、いかにもサマーボーイが喜びそうな設定部分の比率は少ない。アニメとしてのゾイド、ストーリーとしてのゾイドが好きな人向けの構成だと言えるのではないだろうか。購入に際しての参考にして欲しい。
ところで、『ゾイドフューザーズ』の項目の作りが荒い気がする。
一つは「キャラクター」のページなのだが、通常はこんな感じに……
キャラクターのイラストが載っているのだが……
やけに解像度の低い人々が1/3ほど紛れ込んでいる(苦笑)。資料が散逸してしまっていたのだろうか?
そして「ゾイド」の解説にも誤りが。
キメラドラゴンの構成ブロックスが違う! 「ディ」しか合ってない!(苦笑)
いかに『フューザーズ』が不人気だからといって、あまりにも無体な仕打ち。高額な本なのだから細部まで気を抜かず作って欲しかったところだ。
最後になったが、付録のDVDの内容も紹介しておこう。
まずはブレードライガー……
そしてバンの紹介がなされた後、ノンストップでブレードライガーの活躍シーンが流れる。再生時間は約16分。
個人的にはゾイドアニメにおける3DCGの動きのクオリティは『ガーディアンフォース編』『/0』がピークだと思っている。このDVDにも収録されている三銃士戦のあたりだとまだまだしょっぱい。
しかし中盤以降、脂の乗った部分が編集されているので、期待していなかったにもかかわらず見入ってしまった。おまけとしては十分な出来である。
月次報告(2009年1月)
| 1 | ゾイド | 1,007 | |
| 2 | ゾイド徒然草 | 582 | |
| 3 | レビュー | 173 | |
| 4 | ヴァルガ | 167 | |
| 5 | 徒然草 | 163 | |
| 6 | ゾイド徒然 | 98 | |
| 7 | ゾイドタクティクス | 78 | |
| 8 | 漫画 | 74 | |
| 9 | ドスゴドス | 73 | |
| 10 | ゾイドジェネシス | 60 | |
| 11 | 徒然 | 59 | |
| 12 | コマンドシート | 58 | |
| 13 | 攻略 | 55 | |
| 14 | スパロボ | 51 | |
| 15 | 電子化 | 50 | |
| 16 | HMM | 49 | |
| 17 | 改造 | 49 | |
| 18 | セイバータイガー | 47 | |
| 19 | シールドライガー | 45 | |
| 20 | てっちり | 41 |
やはりゾイドジェネシスのスパロボ参戦が注目を集めている。
■今月のアメブロランキング
総合ランキング 2072位/4178208人中
ジャンルランキング 15位/2927人中
VC ゾイド黙示録
『ゾイド黙示録』は1990年発売のファミコンソフトで、ジャンルはゾイドゲームの定番とも言えるウォーシミュレーションに分類してよいと思う。ただし戦闘シーンはアクションゲームに切り替わる。ぶっちゃけ『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』のパクリと考えていいだろう。
肝心のゲームの出来であるが、これもゾイドゲームのお約束でクソゲーと断言して差し支えあるまい。ファミコンのソフトであるということを差し引いてもかなりのクソゲー、いや、私が今までプレイした中でも最凶レベルのクソゲーである。実はこのゲームのプレイの模様を流行りの実況動画にして流そうかなどとも考えていたのだが、あまりのクソッぷりに3分ほどで意気が萎えたので断念した。
ではこれから、いかにクソなのかを見てみよう。
ゲーム開始。オープニングデモが流れはじめる。
ゾイド星に隕石が落下してくる。そう、このゲームの舞台は大異変直後の混乱期なのだ。
猛火を背景に爆誕する巨大なゾイドの影。
格納庫で出撃を待つキングゴジュラス。
……と盛り上がる演出が入った後にタイトル画面へ。
ごらんの通り、二人対戦、パスワード(笑)による継続プレイも可能である。続けたくないけど。
ゲームを開始すると、まずモード選択画面になる。
(1) 共和国軍か暗黒軍かを選択。
(2) 敵軍の司令官を選ぶ。おそらく思考が違うのだと思うが詳細不明。
(3) 旗艦機の撃破が勝利(敗北)の条件なのだが、その旗艦を明示するか伏せるかを選択。
(4) リアルタイムでの進行にするかターン制にするかを選択。
帝国士官の面々。
共和国士官。なんか帝国士官に比べて人格に問題がありそうな奴ばかりだ(笑)。
条件の選択が終わったらマップの選択。全15面あり、その全部をクリアすると最終面が現れる、らしい。
マップを選択するとゲーム開始。あらかじめ与えられたゾイドを運用して敵旗艦の撃破を目指す。
(1) 旗艦機。条件設定で旗艦機表示をオンにしていると、この旗が表示される。
(2) 基地。この上に移動するとHPが回復する。
(3) マーク2。このアイテムを取得するとマーク2仕様にパワーアップする。
『ゾイド黙示録』で最もオリジナリティのある要素は、時間とともにマップが変化する「地殻変動」だ。
時間が経過すると……
地殻変動で向こう岸と地続きになった!
(1) マーク2になったゾイドにはアイコンに「II」と目印が付く。
(2) 野生ゾイド。重なることで捕獲でき、自軍の戦力に組み込める。
さて、ゲームは地形が刻々と変化することを想定しつつ敵旗艦を打ち破るために進行して行かねばならないわけだが、このなんでもない移動がくせ者なのだ。
交代制は1ターンに2回ユニットを行動させることができる。移動力は全機種1マス。2機を1回ずつ動かすか、1機を2回動かすとターン終了となり、相手の順番になる。まあ、これはまだいい。問題はリアルタイム制のほうである。
リアルタイム制は行動回数の制限が無い代わりに、敵もどんどんと進軍してくる。そして、操作方法はターン制の時と同じなのだ。つまり、自分のユニットにカーソルを合わせてAボタン、1マス移動してAボタンという操作を連続でやらなければいけないのである! なんというアホらしさ、腐りきったゲームデザインだろうか。
例えば、十字ボタンで移動、セレクトボタンで操作ユニット切り替えとかやりようがあったんじゃないか。とにかく、この時点でかなり士気をくじかれてしまった。
敵ユニットに隣接すると攻撃を仕掛けることができ、戦闘画面に移行する。
(1) ヒットポイント。真っ白になれば大破。
(2) 残りタイム。20から始まり、0になると戦闘は強制終了。
(3) 旗艦は旗マークが表示される。
(4) ゾイドの唯一無二の武器、ミサイル。
そう、このゲームには数多いゾイドが登場するが、武器はミサイルだけなのだ。一応マーク2になればより威力の高いビームも撃てるようになるが、これも全ユニット共通である。おそるべきことに見た目とヒットポイントくらいしか違いがないのだ。これはキャラゲーとして致命傷ではないのか。
これより三年前の作品である『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』でさえ実弾、ビーム、榴弾、ミサイルと武器にバリエーションがあり、各ユニットの違いを表現していたというのにこのていたらく!
厭戦ムードにとどめを刺してくれるのがコンピュータの異常な強さ。正確無比な射撃をしてくるので正攻法で人間に勝ち目はない。
「もうやめてくれぇ!」(ラスターニ談)
ではいかにして勝利を得るかということだが……
それがマーク2による間接攻撃である!
マーク2になると2ないし3マス離れた敵に間接攻撃を仕掛けることができる。ごらんのように画面中央に仕切りができ、一方的にミサイルを放てるようになるのだ。相手は自分の陣地を右往左往して逃げることしかできない(ただし、相手もマーク2の場合は撃ち返してくる)。
正攻法での勝利が困難な以上、いきおい戦闘は間接攻撃に頼ることになる。マップ上では1マス移動を繰り返す作業、戦闘は逃げる敵に照準を合わせる作業。眩暈すら覚える作業ゲーである。
そこにきて戦闘決着時の寒いセリフ……
どっと疲れが。
艱難辛苦に耐え、黙々作業をこなして敵旗艦ゾイドを撃破するとステージクリア。
……。
もう、嫌です。
そこでふと思い出したことがある。どこかで最終面のパスワードを見た気がしたのだ……
そこでネットで検索してみるとあっさり発見。さくっと最終面を終わらせて縁を切ろうと思う。
ちなみに……
トトホホホホホホホホホホホホホホ
これが最終面のパスワードである。私の気持ちを代弁してくれているのか?
これが最終面のマップだ!
モードは強制的にリアルタイム制となる。
そしてこれが彼我の兵力だ!
バトルクーガー単機だなんてとても無理じゃん!
しかもラスボスであるオリジナルゾイド「デスバーン」は最初からマーク2なのである。いつもの遠隔攻撃をチマチマ繰り返して無傷で勝つという手段が使えないのだ……
そしてこれがラスボス、デスバーンの偉容!
ギルベイダーベースの改造ゾイドっぽい。勝てる気がしない。

はいはい、負け負け。僕の負けですぅ。
なにが「コノ タタカイハ ケッシテ ムダデハ ナカッタ ハズダ」だよ。少なくとも私は500円と幾ばくかの時間を無駄にしたぞ。ファッキン!
いかがだったろうか。ゾイド戦の過酷さが少しは伝わっただろうか。
諸君には是非、500円の戦費を負担して仇を討ってほしい。
【追記】
悔しくて思わず続きをやってしまった。
まずは開始地点からまっすぐ南下、マーク2にしておく。その後マップ北西のハウンドソルジャーを捕獲しマーク2に。ここまでが下準備。
デスバーンを森に誘い込んで障害物の影からバリケードポジションで狙撃、ヒットアンドアウェイを繰り返す。少々せこいがこれが基本戦術。この間にハウンドソルジャーはデスバーンの背後への森へと移動。やがてHPが半減したあたりでデスバーンは基地への帰投を試みるのだが、ここで伏兵のハウンドソルジャーがとどめを刺すという作戦。
敵の圧倒的な攻撃力の前に即ゲームオーバー→リトライを二時間ほど繰り返し、ついにデスバーンの撃破に成功!
エンディングを録画したので動画を掲載しておく。







