ゲーム的魅力も見えてきた『エルヴァンディアストーリー』 | ゾイド徒然草

ゲーム的魅力も見えてきた『エルヴァンディアストーリー』

 アメブロからの依頼である『エルヴァンディアストーリー』のプロモーション活動三回目、最終回。
 今回の依頼は広報ブログ「える・う゛ぁん・ねっと」と雑誌公開情報のPDFファイルを閲覧して執筆をお願いします、とのことである。合点承知の助!


 まずは「える・う゛ぁん・ねっと」から見てみようか。
萌えるけどね  メインの企画は「十七人の絵描き」というもので、主要キャラクターを十七名のイラストレーターに描かせる連載。
 だが、これは広告として効果的とは思えず、まったく意図が分からない。二次創作は送り手と受け手の間にある種のコンセンサスが形成されているとき、初めて価値が生ずるものだ。まだ世に出ていない『エルヴァンディアストーリー』という作品のことだ、我々はまだ、そのキャラクターに何の思い入れもない。にもかかわらず、その二次創作を提示されても困惑するばかりだ。あるいはこれが二作目であればこのやり方も通用するかもしれないが、今は正規のキャラクターデザイナーである藤原カムイの絵をバンバン出すべきだろう。藤原カムイが売りの一つなのだぞ?
 少々広報の意識が低いのではないか。開発の努力を形にするのが広報の仕事である。あらん限りの知恵を絞って取り組んで欲しい。大いに儲けてもらいたい。そして、その金で『ファイプロ』の新作を作るのがスパイクの使命なのだから。


 どうもしっくりこないものを見せられて不安を感じつつ、資料のPDFファイルをダウンロード。7MBもあったので我が家の貧弱な通信環境では少々時間がかかってしまったが、その価値はあった。ようやく「お、面白そうじゃん」と思える情報が記されていたからである。やはりゲーマーはゲームの情報が欲しいのだ。

 ひとつ目は物語の分岐について。
 シナリオは物語の中盤で光・闇・真の三つのルートに分岐、それぞれに異なるストーリー、キャラクター、マップが用意されている。複数のシナリオを体験することで立体的に『エルヴァンディアストーリー』の世界を楽しめる構成になっているようだ。いしぜきひでゆきの脚本で少なくとも三回は遊べるのだから、コストパフォーマンスは高そうである。涼子ルート、鬼塚ルート、最上ルートと言ったところか。

 ふたつ目はクラスチェンジの情報だ。
 クラスチェンジは「グラセウム」と呼ばれるアイテムを使用することで行われ、「光のグラセウム」を使えば光上級クラスに、「闇のグラセウム」を使えば闇上級クラスへとチェンジする。

 大まかには、光は命中率と防御力が向上した堅実なクラス、闇は攻撃力と回避率が向上した豪快なクラスと言えそうだ。

 特筆すべきは僧侶系・魔術師系だ。クラスチェンジによって、それぞれ回復魔法・攻撃魔法に特化するか、両系統の魔法が使えるようになるかという大きな違いがある。当然、採るべき戦術が大きく変わるだろうから、僧侶・魔術師のクラスチェンジは戦略の鍵になりそうである。


 以上、シナリオとシステムの両面で「面白そう」と思えるだけの材料が出てきた。
 目を引く新しさはないが、しっかり遊べそうな作りの『エルヴァンディアストーリー』。発売は今月26日である。


スパイク
エルヴァンディアストーリー 特典 サウンドトラックCD付き