衝撃の事実! さおだけ屋は実在しない!?
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』を読了。内心、「大衆に売れるような本なんだから大したことないんだろ」などと馬鹿にしていたのだが、それは誤りだった。傑作、名著といって差し支えあるまい。身近な事象を示し、そのことを会計学ではどう考えるのを解説していくという内容である。表題を例に挙げれば、ちっとも儲かっていなさそうな「さおだけ屋」がなくならないのは何故なのか、会計の立場から解き明かしていく訳だ。専門的なことは一切持ち出さず、巧みな構成でグイグイ読ませていく。作者の山田真哉という人、小説も書いているだけあって、文章自体が実に面白い。しかも、楽しんでいる内に会計流の考え方が身に付き、知性が向上すること請け合い。いやはや勉強になりました。サクッと読み終わる分量もグッド。
で、会計の立場からすると、やっぱりゾイドを積んでおくのは良くないようだ。ただ置いておくだけで有形無形の「在庫コスト」がかかり、損をしているのである。反省。安売りしているからといって大量の在庫を抱えると、在庫コストのためにかえって損をする。必要なときに必要なだけ買うというのが一番スマートなのである。
そう言うと「ゾイドは欲しいときにはもう売っていないから」という反論も多そうだが、買っても積んでおくのではなぁ。
ところで、この山田真哉氏、こんな本も出している。か、会計の世界までアレに浸食されていたとは……!
