凶獣ナスザウラー復活!!
西方大陸には、すでに滅びた古代文明の遺跡が無数に残っていた。現代の科学以上に高度な文明だったらしいが、どれも朽ち果てたものばかりのはずだ。
「そんなものに、なぜ共和国司令部も帝国軍もこだわるのか?」
ハルフォード中佐の頭に、そんな思いがチラリとかすめた。
「突っこんでみればわかることだ…」
すでに部隊は半数に減り、満身創痍になりながら、彼と彼の部下に迷いはなかった。この指令を受けたときから、還らぬ覚悟はできていた。だが、突入した遺跡の中で、彼は信じられないものを見た。古代文明の装置で眠る、あまりにも巨大なゾイドを。コマンドのコンピューターが正体をはじき出す。
ナスザウラー。旧大戦で共和国を滅亡寸前に追い込んだ凶獣。無敵といわれた伝説のゾイドだった。ハルフォードは、瞬時に理解した。この遺跡に、あれを蘇らせる力があるのだと。
「あれを完成させるな!」
だが、凶獣は不完全ながら、すでに活動可能なほどに復活をとげていたのだ。