大切なものを失った時に、人は挫折する。
そこから立ち直るのに必要なのが
フロイトの言う「悲哀の仕事」だ。
また我々は日々喪失を経験しているにもかかわらず、
それを意識しないでいることがある。
それはやがて歪みを生じ、
いつか形になって現れてくる。
「喪失」は人が生きていく上で避け難いものだ。
それと向き合うことは、時には辛い作業となるだろう。
だが避けてはいけない。目を背けてはいけない。
人の手を借りていい。
ゆっくりと時間をかけて向き合うのがいい。
読み進めながら一つ一つのエピソードに
自分の体験を重ねていくのがいいだろう。
様々な想いが交錯する中で、
見えてくるものがきっとある。
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