大切なものを失った時に、人は挫折する。
そこから立ち直るのに必要なのが
フロイトの言う「悲哀の仕事」だ。


また我々は日々喪失を経験しているにもかかわらず、

それを意識しないでいることがある。
それはやがて歪みを生じ、

いつか形になって現れてくる。


「喪失」は人が生きていく上で避け難いものだ。
それと向き合うことは、時には辛い作業となるだろう。
だが避けてはいけない。目を背けてはいけない。
人の手を借りていい。

ゆっくりと時間をかけて向き合うのがいい。


読み進めながら一つ一つのエピソードに

自分の体験を重ねていくのがいいだろう。
様々な想いが交錯する中で、

見えてくるものがきっとある。

対象喪失―悲しむということ (中公新書 (557))/小此木 啓吾
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