「イソップーっ!」
と言うと、スクールウォーズとか、
怪物ランドのウソップランドを思い出す。思い出す?
子供の頃に読んだ話。
ほんとは怖い~なんて本が一時流行っていたけど
イソップ物語って、大人向けには
どんな話なんだろうか。
そんなことを考えていた。
イソップ寓話集 (岩波文庫)/イソップ
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岩波文庫のイソップ寓話集(中務哲郎訳)は
目次を見ると第一部から第十一部まで
471話が収録されている。
「話」といっても各々が短編(ほとんどの話が数行)、
おなじみの話も結構あるのだが、
びみょ~にイメージと違う。
出てくる生き物も違っている。
キツネとかライオン、ロバ、カラスなんかが
良く出てくる。
各々大体キャラが決まっている。
でも「ライオンが森で」って話があるけど、
ライオンって森にはいないよな。
トラか?いやトラは出てくる。
じゃあ獅子、猪?いや、猪も別に出てくる。
各動物の生態がよく知られていなかったのかな。
一話が短いのですぐ読めて、
すぐにやめられ…と思いきや
実際は切りどころは難しい。
つい読み進めちゃう。
それぞれ一話の終わりに註が付いているのも良い。
なるほどという教訓が書かれていたり、
あるいは「?」と頭の上に浮かぶ
意味のよくわからない話も少なからずあった。
性的な話が含まれているのには驚いた。
「イソップ寓話集」が一個の人間である
イソップが書いたものではなく、
何世紀にもわたって多くの人々が営々と
書き継いできたものである
という考え方は、ぶっちゃけ初めて知った。
動物・昆虫もの、神話もの、人間ものと様々な話だが
どれもそこそこ楽しめる。
註を読みながら、
遠い昔からの人間の営みに思いを馳せるのも
悪くない。
そういや寓話ってことばはイソップで知ったな。
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