出遅れた感は否めませんが

私も今迄、数少ないですが出艇してみて感じたことを書いてみます。


シットオントップのカヤック


実に安定していて良い乗り物だと思います。

実際、運動オンチの私でも乗れますし、漕げます。

(レベルはともかくです)


しかし


①小さな乗り物(舟)です。

②積める荷物の量は限られます。

③動力源は、自分の体力だけです。

④体力の続く限りパドルを使って漕いで動きます。

⑤安定と引き換えに他の乗り物と比べ遅いです。


①・②は、実物を見たり、カタログ上では大きく見えたり、いっぱい荷物が積載できそうに見えます。

しかし、実際に海で他の人の操る艇を見るととても小さく見えます。

荷物も、人が乗り、釣具一式とクーラーボックスを積むと、それ以外のスペースに安全対策を施さねばなりません。

(といっても、フラッグやスペアパドル、防水状態の携帯電話くらい?)


③・④は、当たり前のことですよね、動力船ではありませんので、自分頼みであります。

当日の体調は勿論のこと、行くだけ行って帰ってこられない(遭難)なんて事が無いように自分の体力とも相談しながら行動しなくてはなりません。


⑤は、勿論、自分の技量のことは棚に上げております

たまに遭遇するツーリングのシーカヤックの方々との比較ですが、基本的に動力源は同じく人間なんですが、実に速いです。

でも、それでも、動力船と比べれば当然遅いです。

なので、先を読んで行動しなければ何か良からぬ事(天候の悪化や他の船舶とのトラブル)に巻き込まれてしまう可能性が大です。


番外編

再乗艇の練習は定期的に行うこと!

PFDは絶対装着!

フラッグも絶対装着!


と、偉そうに書いてみましたが、これは私自身に対しての戒めなのであります。


何の趣味でもそうですが、趣味はあくまでも趣味です。

命懸けでやる物ではないと思っております。

安全第一であります。

無事妻子の待つ家に帰ります。


なので、私なりに、勿論世間一般の安全基準より相当ヘタレな(天候や海況の)基準を設け、それに従い行動します。


『それもそうだけど、あんたの場合早く釣果を報告しなさい!』

・・・そんなお声も聞こえてきます。