12月になってしまいました。


今年ももうすぐ終わってしまいそうです。



そして、私事ではありますが、もうすぐBirthな日が来ます。


とうとう、不惑の齢の仲間入りで御座います。



前回記載した、ラピュタに出会った頃の自分と比べて、果たしてどれだけ成長出来たのでしょうか?


腹回りだけは立派に成長していますが・・・



と、いつものようなダラダラとした前置きはさておき


行ってきました。


関東の聖地の一つ、「和田長浜海岸」



実は私、以前にも来たことがありまして


「シーカヤックツアー・初心者もOK」的なツアーで生まれて初めて「カヤック」なる乗り物に触れた場所でした。



家を、AM4:50頃出発


海上でご来光を拝める予定だ。



気ままな一人旅

我が家から一番近い海は、「茅ヶ崎」周辺の海岸になるので、そこから海沿いの134号をひたすら三浦方面へと車を走らせる。


到着前に夜が明け始め、『少し早かったな、コーヒーでも淹れるか。』とアウトドアカブレのおっさんが好きそうな状況を妄想しながら家を出た。



家から暫くは順調だった。


しかし、国道1号手前の交差点で、体に異変が。




UTです。


UTとは、ウ○コトラブルの略です。



とりあえず、冷静に、カーナビで最寄のコンビにを探し、事なきを得る。


そして、和田長浜付近まで続いている134号に出る。


進行方向右手に海を感じながら、屋根に深緑のカヤックを積んで湘南エリアを走る。




ちょっとだけ、私の年代より上のお兄様達が若かった頃に流行っていた


赤いマツダのファミリアにサーフボードを積み、海辺や街を走る。

勿論、シートにTシャツを着せてある・・・


そんな気持ち、今の私なら分からぬことも無い。


特に他人に迷惑を掛けていない自己満足ならOKでしょ!



そんなことはともかく、全てが快適に進行していると思った矢先、またもやUT!!



今度のは、さっきのと違いかなりの危険を伴っていそうな予感


『江ノ島付近にコンビニがあったよな?』

『その先にはもう店自体が無さのうだったよな?』

『えーい!、江ノ島マックでもいいか!!』


じつに色々なことを短時間で考える。

普段の仕事の時にも、この位明晰に頭が稼動してくれたら今頃大金持ちになれているであろう位に情報を的確に分析している。


結局、新江ノ島水族館の向かいのコンビニに入った。



しかーーーし!千客万来!

トイレ待ちしている。


時間帯からして、皆私と同じ目的で並んでいるのであろう。


廻れ右をして店を出る。



海沿いの道を今度は鬼気迫る表情で疾走する。





見つけたーーーー!!


大きな青い看板のコンビニに入店する。




5分後


これ程までに入店時と出店時の表情が激変している(招かれざる)客に向かい


「ありがとうございました」


とさわやかな笑顔とともに掛け声をくださったおば様の店員さん


『こちらこそ、心の底からありがとう』


と思いながらマチのほっとステーションを後にし、またもや海辺の道を今度は朗らかな表情で疾走する私


その時の写真です。


釣行(時々)報告-120201

もうすぐ日の出ですね。


その後、特にトラブルも無く、「長浜海岸入り口」の交差点に到着する。


『いやーなーつかしーなぁー』

『そうそう、交差点を曲がって細い道を行くんだったよなぁ』


『この分岐を左だ!』


『あれ?』



「三浦ふれあいの村」の看板に気を取られ、ふれあいの村の徒歩入り口に方に行ってしまって畑の中で立ち往生。


なんとか無料駐車場にたどり着く



見ると、隣の車はボ○ボのワゴン車


ルーフキャリアのバーには「マリブカヤックス」のロゴの入ったバッドが装着されている。


急いで海を見ると、オレンジのフラッグを掲げている黄色いカヤックが1艇、沖のほうに見えた。



『急いで準備せねば』



と、ここで、UTでは無いトラブル発生!


タックルボックスと化した黒いバッグのなかにルアーケースが無い・・・

エギケースも・・・


前回の釣行後に洗って干してそのまま家に放置したままだった!


しかし、ここまで来て浮かぶだけなんて我慢ならないので、あわてて車中を探索する。



ズボラな性格が幸いし、3.5号のアオリーQエースとアオラが1本づつ出てきた。


ルアー・ジグの類は無し。



今日は、アオリイカ1本で・・・


釣行(時々)報告-120204


もう日の出からしばらく経った海にGO!



さっき浜から見掛けた黄色いカヤックの方は、だいぶ移動していて、私の狙おうとしていたポイントの逆サイドにいる。


でも、しばらくしたら遭うこともあるだろう、と思い浜から見て左側へ漕ぎ出す。

釣行(時々)報告-120203


水はクリアで風は岸から沖へ、強弱は有るもののたいして強くは無い

ただ、大潮の潮周りのせいか艇はすぐに沖に流される。

釣行(時々)報告-120205


岸際にちょい投げキャストして数回シャクルとこの位流されます。



しばらく、あぁでもネエこぉでもネエと色々手探りをしてみましたが、エギの着底がつかめない。


エギングにとっては絶望的な状態の中、前夜に網代でエギをシャクッていた友人である「社長」から入電



「昨夜は、15人位やってたけど、エギでも餌でも皆ボーズ」




社長!素敵な情報をありがとう。

これで、心置きなく我がマンタレー12アングラーこと「イグアニー号」はツーリングカヤックにお役目変更できるよ。



とはいうものの、もう少しエギをキャストしようかと思っていたら、さっきまで逆サイドに居た黄色いカヤックの方が近付いてきていたのでご挨拶。


魚探も装着していた黄色いX-13を操るナイスな感じの方でした。


こる「おはようございます!どうですか?」


ナイス「おはようございます。いやぁ~、全くですねぇ。」


こる「僕のほうもエギやってるんですが、だめですね。」


ナイス「この辺は何が釣れるんですか?」


こる「何でもありって聞いてますけど、今日はダメなんですかねぇ。」


どうやらナイスな方もここは初めてのようで、お互いにあまり実のある情報を交換できずにそれぞれのポイントに分かれていった。




『どうせ釣れないならこの遅い艇速を利用して、底引きトローリングで甲イカでも狙うか!』


わけの分からぬ方法で居るのか分からぬターゲットに的を絞り湾の反対側までパドリングをしてみようと目論んでみた。


艇の右舷前方にエギをキャストし、しばらく放置(着底が分からないので1分くらい)


そこからゆっくりとパドリング




湾の真ん中くらいまできた時に一度ピックアップしようとしました。

勿論シャクリながら。


その時に分かりました。


海中でも海流が早く、全くエギが着底していなかったようで、カンナにもシンカーにも海草も傷も全く無く、多分中層を漂っていただけだったようです。

因みに、使用エギは若干ディープにも対応できるアオラ3.5号の濃い赤バックで腹がスケルトンでした。




その後、しばらく湾内を右往左往しながら岸からの風が強くなってきたのを見計らい納竿、上陸。



浜にあがり、無事に帰れたことに安堵していると散歩中の地元の方と思われるお爺さんが近寄ってきた。


爺「釣れたか?」


こる「いやー、全くダメでしたね。」


爺「何狙ってんだ、カワハギか?カサゴか?」


こる「一応、イカを・・・」


爺「この辺じゃイカはいねえよ。」

  と発し爺は去っていってしまった。



そか、いないんだったらしょうがないか・・・



カヤックフィッシング の「のぶぞう」様のブログでは「さくっとアオリ釣っちゃいました。」的記述のあるこのポイント


いないのでは無いのです。


ポイントを絞れない未熟さ


勿論、技術の未熟さ


致命的なのは、道具を忘れてきているといったアホ具合。



まあ、来年の春頃までは釣果よりカヤックに慣れる為の出撃であると割り切ります。



安全第一でこれからも、出艇・帰着を明確に記すこのブログ。


これからも4649(←ポケベル世代)お願いいたします。



駐車場まで戻り、片付けをしていると、先程のナイスさんがやはりお片付け中。


どうやらこのあと車載です、といった感じだったので。


こる「手伝いますよ。」

   と、珍しくさわやかな発言をし、車載の手伝いをする。


この、ナイスさん、私と一緒で今年デヴュー組だそうで、いつもは一人で男積みをされていたそうで


ナイス「いやぁー2人でやると楽だなー」

    と感動されておりました。


その後、各々着替えをし、準備や片付けの遅い私のタイミングを見計らったかのように、「イグアニー号」の車載のお手伝いをして頂きました。


ナイスさんありがとうございました。

 そういえばお名前伺っていませんでした、その上勝手に「ナイスさん」なんてニックネームまで・・・




因みに、帰りも134号フリーク状態で帰ります。


途中妻にカエルコール


こる「今から帰るよ、あのさー、プリンいる?」


妻「あっ、欲しい、種類は任せるよ。  で、どーだった、カヤック?」


流石は愛妻、ボーズなことは分かってらっしゃる。

深くは聞いてきません。


マーロウのプリン をお土産に家路に着く「こる」なのでした。