ひゃあああーーーーん!!!

おめでとうーーーーー!!!!!

 

昨日、サラダに入れようとした蕪と一緒にスライスしてしまった利き手中指を負傷中ですが、Grammy Award for Best R&B Peformance受賞おめでとう号に、これまで聴いてきたBest Partのあれこれを慌ててブログに書いてみました!

 

 

Daniel Caesar『Freudian』がリリースされた2017年はアルバムを通して何度も聴いていましたが、昨年はフェスやテレビ番組などへの出演が増えたことでパフォーマンスをストリーミング配信や動画で見られる機会も増えたので、2017年の倍ぐらいは耳にしたかなと思います。

そして今年は、グラミー受賞!!更に、H.E.R.はBest R&B Albumでも受賞!!



ギターがメインのこの曲は、部屋からギターを持ち出してきて二人だけの空間でセッションをしているかのような雰囲気で、ついむふむふしてしまいます。『Freudian』では1stトラックのGet Youに続き、それまでのDanielにしては珍しくラブを謳歌している曲で、Freudianツアー中にはこの曲をバックにプロポーズするシーンが客席の中からよく見られました。昨年に結婚5年のアニバーサリーを迎えたLebron Jamesもそのお祝いにDanielを自宅に招いて、ご夫人Savannahさんへのプレゼントとしてこの曲を歌ってもらっていました。

 

 

 

ブログを読んで下さっている方には言うまでもないと思いますが、イントロのギターしゃらーん(4:05-)だけで悲鳴(絶叫)があがるほど多くの方に愛されてる曲です。

 

 

 

H.E.R.のパートでは、パートナーを朝のコーヒー(the coffee that I need in the moring)や雨降る中に差し込む日差し(my sunshine in the rain when it's pouring)といった比較的日常的なものに例えているのに対して、Danielのパートでは、砂漠の中で得た恵の水(my water when I'm stuck in the desert)や頭痛を和らげてくれるタイレノール(解熱鎮痛剤)(the tylenol I take when my head hurts)といったハプニングや緊急を要する場面で必要なものに例えていて、それぞれの視点からパートナーを形容している詞がおもしろいなと思います。


 

 

videoでも同じロケーションであるにも関わらず、日が昇るときと沈むとき、撮影方法もデジタルとフィルムで撮り分けて2人を対比させています。対比させながらも、それでバランスをとっているかのようにも思えます。そこがこの曲の魅力のひとつなのかなと個人的に思います。

このvideoが発表されたのと同日にJimmy Kimmel Live!で2人のパフォーマンスが披露されました。H.E.R.のテレビデビューを飾ったこのステージは、衣装は敢えて対照的に白と黒を選んだのか?まさに2人だけのセッションを再現しているようなステージです。YouTubeから閲覧できなくなってるようなので、Dailymotionよりご覧くださいませ。

 

 
 

2人の姿をお目にかかれるようになる以前、こんな動画がありました。Danielは昨年2月に、H.E.R.は翌3月にそれぞれがBBC Radio 1xtra Sessionでパフォームしたのをマッシュアップしているものです。わたしもこれで妄想させて頂きましたお願い

(数ヶ月後の昨年6月に、BBCで2人でパフォームを果たしています)



 
Jimmy Kimmelのステージも素敵でしたが、それをさらに上回る最っ高っなのが「あの」コーチェラ 2018のステージです。
(オフィシャルのものだったのかステージがよく見えるものがあったはずですが、削除されていたので個人撮影のものを添付してます)
 
 
Weekend 1をテレビとMacBookとiPhoneの3台で再生して見ていました。笑
Danielのステージに、彼がワールドワイドに彼女を紹介する形でH.E.R.が登場し、Best Partを披露。H.E.R.はここで自身のFocusも披露していましたが、ここで聴いた彼女のライブでのボーカルとあまりにも堂々として歌い上げる彼女の姿に圧倒され、わたしのハートはぶち抜かれました。彼女はJorja Smithと同い歳の現在21歳なのには驚きです。
 
 
 
ちょっと話が逸れますが、このときのDanielの衣装がお気に入りなので紹介させてください。(フジでも衣装を見られるのが楽しみのひとつですイエローハーツ)
この衣装は、Danielのクリエイティブディレクターを務めるSean Brownが立ち上げたブランドNEEDS & WANTSのものだそうです。R&B/Soul Recording of the Yearを受賞したJUNO AWARDS 2018のとき(コーチェラの前月)にもこのブランドの衣装(Pilgrim's ParadiseでDanielが着ているものと似てるような?)を着てパフォームしていたので、ファッションからもこの2つのステージには特に強い意気込みを感じられました。

 
 
次は、ティーカップが話題になっていたこちら。これを見るのに慣れるまで"stuck in the desert" の詞がまず浮かんできて、いつもの半分ぐらいしか曲が入ってこなくて。。笑
H.E.R.不在のときは彼女のパートを自分のキーに合わせて歌ったり、歌詞をラインごとに伝えてリードしながら観客に歌ってもらったりしていましたが、ここでは彼女に合わせて高音で歌っているのが貴重です。
 
 

 

こちらも人気が高そうなNPRのTiny Desk Concert。リラックスしたムードの中で響き合う歌声と音色が聴けるこのセッションはわたしも大好きです。この距離感だったら、イヤモニとかせずに生の音を確かめながらパフォームしているんですかね?バンドもコーラスもコーチェラとほぼ同じメンバーですが、ここでは皆がほぼ同一線上に並んでいるのでそれぞれの顔を見ながらそれぞれの音を聴けるのが嬉しいところです。


 

 

わたしが昨年見た中でいちばん好きなのがBET Awardsでのパフォーマンスです。FocusからBest Partに移るときにH.E.R.が見せつけるかのように演奏するギターが思考が停止しそうなぐらいにかっこよいのと、Best Partのアウトロで2人が向かい合ってNothing Even Mattersを歌うという奇跡が重なった時間だったと思っています。(Best Partから焦点がずれましたが。)

ちなみにこのステージのパフォーマンスディクションを手掛けたのは、Best PartのvideoでもChoreographerとしてクレジットされているトロント出身のTanisha Scottだそうです。彼女がパフォーマンスディレクターや振付師として手掛けてきたステージやvideoは、DrakeやCardi Bなど他にも挙げればきりがないほどみなさんお世話になっているものばかりなので一度ググって頂けたらと思いますお願い


 

 

フジにはちゃんと来てくれると信じているので昨年の「不測の事態」は無いものとしてくれるはずですが、昨年の来日予定だった直前に出演していたジャカルタのフェスの模様です。現地の言葉らしきを使って話してるので、日本語でも挨拶してくれるはずです!笑  ギター構えるまでの焦らしがたまりません。



来月に今年の同イベントが開催されるのですが、なんとH.E.R.が出演するそうです!去年はストリーミング配信があったので、今年も日本からチェックできることを願ってます。もちろんH.E.R.の来日も。



ここまでひたすらBest Partのことを書いてきましたが、権利云々等は置いといて、正直コーチェラぐらいまではBest PartはどちらかといえばDanielの曲だと認識していました。2人に差をつけていたわけではなく『Freudian』でこの曲を知ったのと、もともとDanielが好きなのが理由かと。
しかし、Best Partを通して彼女のことを知ってこれまでに挙げてきたパフォーマンスを見たり、Best R&B Albumを受賞した『H.E.R.』や昨年の『I Used To Know Her』を聴いたりして、歌う彼女の素晴らしさとチャンスを次々にものにしていく姿に引き込まれているのに気が付きました。
今日これを書きながらBest Partを改めて聴いてみて、お互いの魅力を知ってそれを引き出し合い響かせることができる彼らだからこそ生まれた作品だなと思いました。


そろそろ指の限界がチラついてきたので終わります。日本で聴けるの楽しみですねラブラブラブラブ


fin.