たった5ページのラブストーリー -6ページ目

たった5ページのラブストーリー

恋に悩んで次の一歩を踏み出せないあなたへ贈るショートストーリー

もうどうでもいいや・・・

しばらく黙っていると、彼女の方から話かけてきた。


「低血圧なんです。」


「え?」


意外な答えが返ってきた。

嫌っているわけではなかったようだ。


でも低血圧で、あんな態度になるのかな。

社交辞令で嘘を言っているのかもしれない。


混乱したまま立ち尽くしていると

さらに思いがけない言葉が返ってきた。


「懲りずにまた、話しかけて下さいね。」


そう言うと彼女は青になったばかりの信号を

足早に歩いて行った。


わけがわからなかったが、

後ろからみる彼女の耳がすこし赤くなっているのはわかった。