やばい!まだドキドキしてる。
一日中彼を見ていたから、変に意識してしまった。
いやこれはビックリしたからで、決して好きになったわけではない!
そう自分に言い聞かせた。
あ、一番大事な事を聞くのを忘れていた。
好きな人はいるのかどうか。
放課後、バイクに乗ろうとしている彼に突撃した。
「ちょっと待って!好きな人いる?」
彼はキョトンとした顔をしていたが、
「いるよ。知りたい?」
もちろん知りたい。友達のためにも。
「消しゴムの中見たらわかるよ。」
「え・・・」
そう言うと彼はバイクに乗って帰ってしまった。
一日中迷ったが、結局消しゴムの中は見ないことにした。
何が書いてあったとしても、友達を裏切ることになる。
報告書には好きな人はいないと嘘を書いた。
最後の文字が涙で滲んで読めなくなった。