自宅に警察をお招きしたことが複数回ある。
妻が通報することもあれば、私が通報することも。
妻が比較的冷静な時は、妻が通報して、妻が発狂寸前の時は、妻からの依頼で通報。
興味深いのは、妻は自分自身の感情がコントロールできなくなることを認識して、これ以上感情が爆発すると、自分の行動が認識できなくなると考えているようで、狂人化する前に、通報の依頼を私にする。
通報後、警察官の方々が自宅にくると、概ね男性側になにかがあるという認識でいるようだが、玄関のドアを開くと、状況をすぐに把握して、妻をなだめる。
警察官は複数人でお越しになるので、妻担当と私担当にわかれて、それぞれの話を聞く流れになる。
その場で、妻と私の話を聞くと、両者の考えの違いによって、再炎上することを警察官は理解しているので、だいたい私が外に出て事情聴取される。
嘘をつく必要はないので、ありのままを警察官に話すと、よくあることで、旦那さんも大変ですね、といった対応なので、一般的に多いことなのか、それともこの近辺でそういったことが多いのかはわからないが、特別ではないらしい。
とにかく妻の話を聞いてあげてください、といった言葉で事情聴取は締めくくられて、妻も警察官がくると、冷静になるので、なにもなかったかのように、また自宅で二人だけの空間と時間を過ごすことに。
だいたいこんなことを複数回繰り返しているのだが、妻が包丁を持った時だけは、通報することはなかった。
さすがに、目の前で包丁を向けられると、私自身も動揺するかと思っていたが、ある程度、そういったことがあるだろうと思っていたので、意外に冷静で、むしろそれ自体に驚いた。
ただ、刺される覚悟があったというわけではなく、以前に手術中に麻酔がきれて、痛みで手術台から跳ね上がった経験があるので、同じような痛みに耐えるのは、難しいと感じて、より冷静になった。
結局は、妻が私を刺すことはなかったが、ソファに刺し傷を残してしまう結果に。
警察に通報しない場合は、こういったことになるので、警察官の皆さまには大変申し訳ないが、妻からの通報を止めさせず、妻からの通報依頼を断らず、これからもすぐに警察のお世話になりたい。
ここで得た教訓は、自分たちではどうにもできないことは、恥を忍んで他人の力を借りるべきということ。