皆さま、こんにちは。
僕のバイオリンの師匠 河村百合子先生の葬儀に参列しました。
プロオケ奏者を務められた後、教育界では音高・音大の講師、日本弦楽指導者協会の理事として大活躍。
御遺族の深いお悲しみに接し、辛くてなりませんでした。
御冥福を祈念申し上げます。
旦那さまとの思い出の曲、グルックの『メロディ』を演奏させていただきました。
先生には本当にたくさん大勢の門下生がいらして、にもかかわらず一人一人としっかり向き合い、とても面倒見が良く、教育者として本当にご立派な方だった。
それがどれだけ大変なことであったか。
僕が高校生のとき初めて先生のレッスンを受けて出された課題がクロイツェルと、バッハの無伴奏パルティータ、そして音階でした。
音階の練習がいかに大切か、左手の動きのプロセスを細かく丁寧に教えてくださったのを懐かしく思い出します。
クロイツェルはとりわけ7番を先生は大切にされていた。弓の様々な場所で、正確なコントロール、どのシチュエーションでも対応可能なボウイングテクニックを鍛えてくださった。
バッハなど古典で有効なヴィブラートのかけ方も先生から教えていただいた。
バッハの無伴奏は先生ご自身よく練習されていて、楽譜はフレッシュ版がお好きだった。
東京大空襲でご自宅が全焼し、炎の中をさまよっていたとき、まだ子どもだった先生は弟さんたちの手をひき、しっかり面倒をみていたというエピソードは初めて知りました。
先生、お疲れ様でした。
どうか安らかに。
椿 太陽