「プルチネッラの涙」/天野月 | TESTA OFFICIAL BLOG

「プルチネッラの涙」/天野月

ねぇ 今なら 素直に言える気がした
眩しいその笑顔に 恋してた事を

君の好きな ひまわりを 抱えながら
静寂(しじま)に揺れる 水たまり 見てた

ふざけあって ごまかしてた
僕の気持ちなら ずっと
気付いてると 高をくくり
君をなくした

もしも その人が 僕より幸せを
運ぶ王子なら いいんだ 身を引くよ
だけど もし君の 素敵なおもちゃ箱
輝き失せたら 君を奪いにいく


ねぇ 覚えているかな 月の下で
君が呟いていた おとぎ話を

君の話を真に受けて 僕はずっと
理想通りの 王子を演じた

自由がいい でも時々 籠が欲しくなるんだと
君が言えば 僕は羽根を ちぎったはずさ

もしも その人が 僕より幸せを
運ぶ王子なら いいんだ 身を引くよ
だけど もし君の 素敵なおもちゃ箱
輝き失せたら 君を奪いにいく


青空のように 君が笑ったから
星屑のように 僕は踊りました
君のためだけに生きた喜劇王は
仮面を外して めそめそ泣きました


もしも その人が 僕より幸せを
運ぶ王子なら いいんだ 身を引くよ
だけど もし君の 素敵なおもちゃ箱
輝き失せたら 君を奪いにいく


朝日が昇る頃には 僕の頬も乾くだろう
月の輝きだけが 僕の涙を知っている
僕は君のプルチネッラ 君のために笑うよ
月あかりの下で 僕の涙を埋めながら