ハーイ!

どちらかというと…きのこの山派…BBGI/TR担当AEです。

 

ワームよりも前に調べて放置プレイだったので…

中途半端な時に出した次第です。

 

ベタが化ける原因…

つまり色が入手した時から、ごっそり変わってしまう原因を遺伝子レベルで知ろう!!

という内容です。

分かりやすく解説できてるかは謎ですが…極力…画を入れます(笑)

 


ベタの色が変わる理由については

・心理

・病気

・加齢

・遺伝子

この4つが主です。

心理であれば一種の興奮状態やストレス、病気、そして加齢が症状と共に現れてきますが、そうじゃない場合については、完全に遺伝子レベルでの話になります。


 

では、どのくらいの変化があるかというと…

BBGI広報のZe'gokさん、もといエージェントZさんが具体的な遺伝子におけるベタの変化状況を綴ってくれています。



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どの個体に現れるのか?

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ベタの中でも大理石(marble)を持つ個体にある特有の遺伝子に起きる色の変化。

この遺伝子は、一般的にジャンプする遺伝子としてベタのブリーダーの中で知られている。

(海外でも、「鯉ベタの色が途中から青になった!」などの報告事例も数多くある為、一般的な変化としてみなしても良い。)

このジャンプする遺伝子は、ベタだけでなく他の魚でも色を変える事が出来る個体にある遺伝子になり、トランスポゾン(Transposable Elements:TEと呼ぶ。

 

 

トランスポゾンは細胞内においてゲノム上の位置を転移 (transposition) することのできる塩基配列である。

別名を動く遺伝子・転移因子とも呼ばれる。

DNA断片が直接転移するDNA型…トランスポゾン

転写と逆転写の過程を経るRNA型…レトロポゾン (retroposon) 

※レトロポゾンは割愛

 

このトランスポゾンは、1940年代にアメリカ合衆国の細胞遺伝学者バーバラ・マクリントックが、DNAの構造が判明する以前の時代に、トウモロコシを研究していて発見した事実だったものの、当時にしてはあまりにも先進的だったために、長らく学会で無視されていた。

 

その学説が後年の分子生物学の技術の発展によって証明された、バーバラ・マクリントックは1983年に81歳と高齢でのノーベル生理学・医学賞を受賞となった。

その一報を聞いた本人は「まあ!」と一言つぶやいて、いつもの様にトウモロコシ畑に帰って行ったという。

トウモロコシラブ。

 

 

発見されたトランスポゾンは、生物のゲノムの全塩基配列を解読するゲノムプロジェクトの進行によって、人間にもトランスポゾンが40%ある事が分かっているが、人間のゲノムがベタの大理石模様と同じかどうかは不明なままである。

 

ベタの場合には人間の見えている部分が赤で隠れていた部分が青(トランスポゾン)の場合…

細胞の成長や修復によって出てくる。

 

この遺伝子が多ければ多いほど、カラーチェンジも著しく変化と言える。

カラーが変わるのはベタの一生において個体差があるが、数回変わっている事も確認・報告されている。

 

他にも、色の生化学反応としてベタは、色素細胞が特定の色素を産生する生化学反応を介して、それらに付随するタンパク質に応じて変化させることができる。 

 

1929年にグーペで行われたいくつかの研究から、粒子の顆粒で特定の細胞の細胞運動を示したものであり、これは大理石の一部を説明することが可能。

それはまた、バイオクロムに影響を及ぼし、興味深い色反応を引き起こすタンパク質を変化させる。

1935年の調査によれば、水生魚が示すディスプレイの多くは、少なくとも3つの異なる生化学的システムの制御下にあることが明らかにされている。

したがって、トランスポゾンがこれらの系の1つ以上を破壊し、タンパク質がもはやバイオクロムと混じらない可能性があると示唆できる。

 

これらは、要因であってベタのブリーディングの際に、どこで発動し、どの色が混ざって出てくるかは個体の親世代から推測するしか方法もなく、また後世にどれだけの影響を及ぼすか、現段階では不明。

 

遺伝子レベルでの色が変わる現象は、魚が病気や不調な事とは全く関係のないものなので、飼育者はその変化を安心して楽しむ要素の一つとしてとらえる事をお勧めする。

 

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鯉カラーと大理石カラーの違い

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日本の鯉と同様のマーキングと色のバリエーションを表示する大理石ベタ用語の一つ。

理論的には、大理石を他の色に変えることはできるが、それは容易ではなく、鯉を得る繁殖では殆どの場合、マルチカラー(派手)または ノーマルカラー(モノトーン)の大理石になる。

 

F1層での鯉は難しいが、一つの方法としては鯉ジェノ×鯉ジェノで繁殖を試みると可能性はあるが、鯉そのものでの繁殖は非常に難しく、とても困難。

しかし、鯉を得るには鯉×鯉が最短ルートになる。

 

ただ、鯉は大理石がベースの為に色が変化する事を念頭に入れるべきである。

 


 

結局、遺伝子レベルで起きる変化を人間が制御しながら繁殖する際にはガチの遺伝子操作しかないです。

アンブレラ社的な…

そして最終的には3Mくらいのベタが出来ちゃう!!という妄想に発展する(笑)

 

大理石(英語でマーブル)は、どの段階で色が変わるのかも不明、個体差もある…

スポット的に、まだらな7色は厳しいかも…

この7色も通常の虹ではない微妙な7色…メタリックも混ぜれば可能性は高いかも。

 

 

 

わらばんし?

無印で文具コーナーを探しまくって「ない!」

と思ったら、文具じゃないとこにあった。

 

 

Zeさんネタにして、ごめんなさい。