2006/12/14 | YSNOVEL

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軽く男は咳払いをして二人の注意を引いた。片岡は後部座席にだれがいるのか既に知っている。
ここまではさすがに入って来ないだろう。いろいろ諸事情が彼らもあるみたいだし・・・。その声の方へ片岡は振り返る。追われてたのか?と同時に片岡は周囲を見渡す。周囲はいつの間にか暗闇をぬぐい去ろうとしていた。ちょっとしたなにかのきっかけで鳥達が目覚め、心地よい鳴き声を響きわたらせるのだろう。
 どこから来たんだ?片岡は女に問う。しかし答えたのは後部座席の男。一番やっかいな所さ。女はその言葉を聞きながら片岡の方をみて、両の手の平を広げ肩まであげてオーソドックスなリアクションをとってみせた。