前回、凄く締まりのいい尻をした兄ちゃん♂を追っていたが、いつの間にかはぐれてしまったらしい。
再び俺は地獄をアテもなく彷徨っていてが程なく先ほどとは異なる男の影を見つけた。
ここで会ったが百年目。脱出のヒントの一つでも貰うか俺と一緒に脱出するのを手伝ってもらおう。
べ、別に寂しいなんて思ってる訳じゃないんだからね…///
ん?何か様子が変だなこの男…
成程…地獄…横たわってる男…戦士たる者、嫌でも状況が分かってしまう…
それは俺も例外にはならない。
あまりの状況に頬に汗が滲み出るのを感じる。
それほどこの地獄は殺伐としているということか…
おいおい…勘弁してくれよ…こんな所で寝ていると風邪ひくぜ?
風邪をひくだけでは済まないかもしれん…腹も冷えるし、下手をしたら寝違える可能性すらある…
恐るべし地獄…
俺はその男に毛布をかけてその場を音もなく去った。
うーん…ヒントを得るどころか話掛ける事も叶わなかった…
気を取り直して他の近くにいる人に尋ねてみるか。
ワイ「もしそこの変わったお方。出口についてお尋ねしたいのですが」
変わったお方は親切なことにこちら側にフルパワーでビームを出し道を示してくれた。
髪の毛が何本か持って行かれ、頬に一筋の流血が見える程スレスレだったがそれはこの状況で気にする程の事ではない。
それ程親身になって真剣に答えてくれた証であろう。
直撃していたら恐らく俺は地獄の住人の仲間入りを果たしてしまっていた上、敵意を隠しもせずにビームを出してきていたように感じたが、多分きっと恐らく気のせいだろう。そう信じたい。
その心中とは裏腹に何故か本能が危険だと告げていたので俺は一礼することもなくその場を全力で走り去った。
やはりビームの方も後ろで爆発していたらしく壁が粉々に砕けていた。
しばらく尻尾を巻くが如く逃げ走っていたが気が付いたらこんなボス然とした広いエリアについてしまい、事もあろうか筋骨隆々のエリアボス然とした体育会系の男と出くわしてしまった。
前回、フィールドの把握は戦士の鉄則的な事を言っていたような気がするがそんな事はなかったぜ。
とてもコミュニケーションを取れそうな相手とは思えんが物は試し。道を尋ねてみよう。
ワイ「すみません。そこの酷く逞しく素敵な筋肉をお持ちのお方。lineやってる?少々道についてお尋ねしたいのですが現世への出口はどk」
「あちらとなります!!」
俺は聴覚を失った。
ピカピカの小学生一年生の出席確認を彷彿とさせるとても良い元気漲る返事だった。
やっぱ結婚するなら小学生だな。と改めて決意した。
蜘蛛の糸を手繰り寄せるように俺は意識を失わないように努力したが、その努力も虚しくやがて俺の視界はブラックアウトした。
BAD END


