『ニッポンを繁盛させる方法 』
~ニッポンを元気にするために、ふたりの知性が交わる激論集。~

著者:島田紳助 東国原英夫

出版社:角川書店

発売日:2007年11月

定価:720円(税込)


日本はどこへ向かうのか? 芸能人としてだけでなく、実業家として多彩な才を発揮している島田紳助氏と、宮崎県という100万超の県民の生活を担う東国原英夫氏の両氏が語り合う日本人とニッポンを考える激論集。


 

『そのまんま日記 』
~僕のすべてをこの日記にさらけ出した~

著者:東国原英夫

出版社:角川書店

発売日:2007年4月

定価:1,050円(税込)


宮崎県知事としてその一挙手一投足が注目される東国原英夫氏。立候補を決意した06年11月から約4か月間、その胸中では何を思っていたのか。これまでは語られなかった真実を、自らの言葉でさらけ出す。

本の帯から:
「独占告白!すべての本音をさらけ出した」
ウエブ連載はごく一部に過ぎなかった。衝撃の裏ネタをさらに加えて書籍化を決断!


 

『宮崎発日本を変えんといかん 』
~宮崎で起こした改革は全国へ!!~

著者: 東国原英夫

出版社: 創美社

発行年月:2007年04月

価格 1,000円(税込)

マニフェスト全録
宮崎への思いから、政治家への挑戦まで。
~「行くも地獄、戻るも地獄」そして
「同じ地獄なら行くっきゃない」~(本文より)

 

 



宮崎発日本を変えんといかん

 
『宮崎で生まれた改革の波は、そのまんま~東へ! 』
~今日からできる、誰にでもできる!~

著者:東国原英夫

出版社:KKベストセラーズ

発売日:2007年4月

定価:1,000円(税込)

緊急出版!
東京、たけし師匠、挫折、マラソン…
僕が学んできたすべてを今後に活かす!


宮崎県知事に就任してから初の著作。宮崎で育った幼少期の複雑な境遇から、上京した頃の放浪生活、芸人を目指したけし師匠から学んだこと…。これらの経験 から淫行疑惑で挫折&謹慎後、一念発起して大学で再勉強した強い意志の持ち方、本気で政治を志した理由、知事選でのドタバタ劇など、笑えるエピソードから 教訓となるような話まで、彼の波瀾万丈な人生を振り返ります。
さらに、知事に就任後、見えてきた県政の諸問題、同時にそれが日本全国においても問題であり、彼の進める「宮崎型改革」を全国レベルに波及させたいという メッセージでもあります。東国原英夫という人間がどう作られ今後は何をしようとしているのか? が分かる本!

 






『60歳を人生ピークにもっていく法 』
~今日からできる、誰にでもできる!~

著者:そのまんま東

出版社:KKロングセラーズ

発売日:2005年11月

定価:1,365円(税込)


学び直す、生活習慣を見直す65の実践。立ち止まらずに走り続けよう。 大事なのは継続すること。


 

 

 

『芸人学生 』
~僕が学びつづける理由~

著者:そのまんま東

出版社:実業之日本社

発売日:2004年11月

定価:1575円(税込)


 人生は、いつでもやり直せる!
「僕は20代のときよりも、いまのほうが速く長く走れる。外国語もまだまだいくらでも身につけることができる-」
日々奮闘の大学生活。

 

 

 

アキト
~そのまんま東ひとり芝居~


チケット 前売=¥4,500
当日=¥5,000
(全席指定)


声の出演 竹口安芸子 鈴木瑞穂 松井功


場所 東京芸術劇場小ホール1
池袋西口下車徒歩2分。
池袋駅から地下通路で劇場に来られます。
TEL.03-5391-2111


チケット チケットぴあ:03-5237-9988


お問合せ
(有)青踏舎 TEL.03-3474-7200
事務局 TEL.03-3449-5263



 

 

 

『ゆっくり歩け、空を見ろ 』

著者:そのまんま東

出版社:新潮社

発売日:2001年2月22日

定価:1300円(税別)  俺は一体、何者なのか・・・“淫行疑惑”をきっかけに、タレント業を自粛せざるを得なくなった俺は、夢遊病者のように巷を彷徨する毎日だった。その時、突然少年時代に別れたままの父の面影が甦った。
 母を妾とし、破天荒な人生を歩んだ父、その生死すらわからないまま年を重ねてしまった。俺は矢も楯もたまらず父親探しの旅に出た。「妾の子」といじめら れた時、いつも励ましてくれた母の言葉、「ゆっくり歩け、空を見ろ」を胸に抱きながら。そして遂に辿りついた父の最期は、思いもよらぬ結末だっ た・・・・。


ゆっくり歩け、空を見ろ

妙なバランスの生真面目さ

 『ゆっくり歩け、空を見ろ』を読んで、やっぱり圧倒されました。告白小説と銘打っているので、どこまでが事実でどこからがフィクションなのか判然としな いわけだけれど、多くの部分が実体験をもとにしているように読めます。その体験の濃さに、まず驚かされました。

 この”告白小説”は一言で言うと父親探しの話。女遊びをメディアにスキャンダラスに書き立てられて、仕事を自粛、妻子にも顔向けできなくなった「僕」 が、八歳の時に生き別れた父親にそっくりな自分の顔にふと気付き、愕然とするところから始まる。女にだらしなく、自分勝手で、山師のようなところのあった 父親。愛人だった母親にも結局は捨てられた父親。その父親に自分の将来を見たような気がして、「僕」は父のゆくえを捜す旅に出る。

 この父親というのが……いや、母親のほうも業の深い人たちなのよね。分別や知恵があっても、それ以上に何か体の中に得体の知れない虫が棲みついていて、 その虫が騒いで、それでついつい波乱万丈の生活になってしまう。そういう人たち。父親は最後までそういう人生を突っ走っていくのだけれど、母親のほうは決 然と業を振り切って、質実でおだやかな生活を獲得して行く。

 私はかねがね「世の中には二種類の人間がいる。劇的人間と非・劇的人間だ」と思っているんだけれど、父親も母親も劇的人間なのよね。望んでもいないのに ドラマティックになってしまう人たち。私自身はどう考えても非・劇的人間なので「業」という言葉を強く感じさせるこの両親像には大いに興味を引かれまし た。

 周辺に出てくる人物も、濃くて。戦死した息子が帰ってくると信じて疑わず「岩男に会いたかあ」が口癖のおりんさんとか、サーカスのピエロで、「わしんら のような身体は、あんまり長生きできんとよ」と語っていたオサムさんとか。妙な言い方だけれど「不幸の豊かさ」というのを感じてしまった。不幸の形がはっ きりしていて、それが感情的な豊かさにつながっているという感じかな。九州の方言が、その感じを強めているのは確かだと思う。

 八歳の時に別れたから、父親は幻の中の人のようです。その代わり、母親は生き生きと具体的に描かれている。この母親の個性をもっとも鮮やかに描き出していて、私が好きなのは「芸者ワルツ」のエピソード。

 小学校に入学したばかりの「僕」はおりんさんがよく歌っていた「芸者ワルツ」を見様見真似のしなを作りながら教室で歌い、女の先生にひどく怒られる。そ れを聞いた母親は、「割烹着に銀杏返しという訳の分からない出で立ち」で三味線を抱えて学校に乗り込み、教室で「芸者ワルツ」を六番まで歌い、歌い終わる と、「芸者ワルツも立派な音楽。芸者ワルツも立派な生き方。いろんな考え方や生き方があってしかるべきじゃが」と静かに言った---というエピソードだ。 いい話。

 というわけで、ストーリーに引き込まれて一気に読んだのだけれど、文章にはちょっと疑問を持った。いや残念だと思った。この小説の中にも子供の頃から勉 強のできる優等生だったと書いてあったけれど、文学的知識がかえってわざわいしているのでは? 面白い発想や観察眼がうごめいているのに、それがどこかで 聞いたような「文学的」な言い回しで表現されている。

 文章は生硬だけれど、妙に印象的なくだりがある。「宇宙創世百五十億年。地球創世四十六億年。億ってゼロがいくつ並ぶんだっけ。確か八つくらい。ゼロが 並ぶというのは単に数値の位が上がるということか。それともゼロとは無のことで、ゼロの羅列は無の継続性の提示なのか。つまり、時間はすぎると無になると いうことか……(略) いつかは無になる。そして、ゼロとして羅列される」

 こういう生真面目さが何だかバランス悪くヒョイと飛び出してくるところが、たぶん、この人の個性なのだと思います。むきだしに真面目で、小説としてはヘ タなやり方なのだろうけれど、私は好きなくだりだ。父親捜しの結末の空しさとも響き合っているし。ヘタでいいから、そのまんま東の奇妙な体質とか生理が もっとじかに出てくるような文章……きっと書ける。この小説の続き=芸人編を期待しています。

(談/なかの・みどり コラムニスト)

 

 

『どん底 』


どん底 新装版

著者 そのまんま東(東国原英夫)

出版社 音羽出版

発売日 2000年4月25日

定価 1600円(税別)


「そのまんま東42歳、ある日突然収入ゼロ」

 仕事も失い、家族とも離れ離れの1年5ヶ月の謹慎生活。

 華やかな芸能界から一転。

 人生のどん底に転げ落ちた男が見たものは?

プロローグ

第1章 天国から地獄へ・・・事情聴取・実況検分

第2章 逃亡生活・・・マスコミ報道・野良犬・ハローワーク・母の涙・ビジネスホテル生活

第3章 どん底・・・何が、不満なの?・宇多田ヒカル・刑事告訴・お年玉

第4章 復活・・・家族スキー旅行・パソコン教室・ガン・復帰の日・ランニングハイ

エピローグ