熊本では桜も新芽が青々としてきました。
今年は開花が早くて
卒園式のときに桜は満開でした。
今年も桜は綺麗だったなぁ。
我が家ではこうちゃんは無事に卒園し
4月から学校の育成に通っています。
お友達がいない中で
少し心配していたけれど
数日通った所で言いました。
『言葉がね、通じないんだよ。あとは言葉が通じれば完璧なんだけどなぁ！』
あんまりニコニコして
嬉そうに話すから
一瞬時が止まりました。
「耳はなんとか聞こえてるみたいなんだ。
病院いって治療してるからね。
あとは言葉だけなんだよなぁ。」
5歳のとき保育園にお迎えにいったときに
お友達と話していた事がありました。
「あっちにしたよ。」
「あっちにしたんだって。」
２回言葉にして通じなかった。
『ち』と『し』はまだ
上手く言葉にならなかったから。
こうちゃんはそのあとしばらく黙って
「むこうをえらんだよ。」
って言い換えたことがありました。
まだ5歳。
すごく驚いたのを覚えています。
この子はそれからもずーーーーっと
諦めなかったんだな。
伝えることを
諦めなかったんだ。
頭に浮かんだ言葉が伝わらないときは
ずーーっと伝わる言葉を探して
話せる言葉を探して
伝え続けてきてくれたんだよね。
きっと私にも。
私はちゃんと伝えられているかな。
当たり前のように聞こえる音がある。
当たり前のように
伝えられる言葉がある。
目の前の人と育めているかな。
大切にできているかな。
『仲良くしたい。』
ってどうして言えないんだろうね。
『大切です。』
『大好きです。』
『それは嫌です。』
『それは悲しい。』って
どうして言えないのかな。
そうやって
抱えきれないほどの気持ちを押し込めて
私にたくさんの我慢をさせて
私はいったい
何を守ろうとしていたんだろうね。
伝えられる言葉があることが奇跡のようで
そんな事が全部なんだか
小さな事に思えてきてしまう。
伝わらないと感じる時もあるし
受けとってもらえないと感じる時もある。
それでもいい。
例え傷ついたとしても
私の中で芽生えた気持ちをみつけられた事。
その中から生まれた言葉を
伝えられた事に
心がとーっても喜ぶことを私は知ってる。
だから私の内側の声を聞きたい。
嫌なことがあったときに
何が嫌だったの？って自分にきいてみても
反応から返ってくる表面の声は
癇癪を起こした子供のようで
あれが嫌だった！
これも嫌だった！
ママの方が悪い！
なんでわかってくれないの？
わかってくれないなんてヒドイ！！だから。
これは内側の声じゃない。
本当に伝えたい事じゃない。
ここでコミュニケーションするから
全部おかしくなっていくんだ。
私もそうだった。
それしか知らなかったから。
でも今は聞いてみる。
「どうして嫌だったの？」
「なんでわかって欲しいの？？」
ノートとペンを持ってゆっくり聞いてみる。
どうして欲しかったかじゃないよ？
『私はどうしたいの？？』
って聞いてみる。
あのね。
『ぎゅってしたかった。』
『楽しく遊びたかった。』
『仲良くしていたかった。』
言葉にして伝えるのは
そんな内側の本当の気持ち。
本当の気持ちは気づいた時には
きっと自分が１番びっくりして
伝えるのはちょっぴり恥ずかしくて
勇気がいるのだけど
私は伝えて生きていたいと思うのです。
私たちは言葉が伝えられるという
完璧な世界に生きているんだから。
次回ノート会は
4月20日 ￥5000
13時～16時30分
熊本市内にて
お申し込み頂いた方に詳細はお伝えします🌸
テーマを決めてグループセッション形式になります。
5月にはノートの書き方講座も予定しています。