『我慢忍耐辛抱。』成功した人は必ず言う。努力だと。夢を持ち、精進すると人は簡単に言う。だが、そうたやすくできるものではない。 この人の努力は並外れたものだったのだろう。裸一貫、まさに読んで字のごとしである。相撲とはそういうものだ。 我慢忍耐辛抱。大鵬関の言う忍とは我々の想像を超えるものだったに違いない。そうでなければ他人の攻撃をしっかりと受け止めたうえで打ち負かし続けることはできない。 大横綱の死を聞き、そう考えている。